発電員

発電員

製造

どんな仕事?

 火力・水力・原子力などの各発電所において、エネルギーを電気に変換する仕事です。
 発電所で作られた電気は、電気を調整して送り出す変電所と電柱など配電機器を経て各家庭などへ届きます。
 電気は大量な貯蔵ができないため、季節や時間帯により変化する需要に対応する調整を常に行わなければなりません。
 発電員の通常業務は、需要の変化を把握して、調整設備の運転・管理を中央制御室で行う業務と、設備を点検・保守する業務の大きく二つに分かれます。

なるには?

 発電員になるには、電力会社のほか、自家発電事業を行っている会社などに就職します。入社前に必要な資格は特にありません。
 入社後、経験を積みながら、専門的な知識や技術を身につけます。
 日々の業務の中で、異常がないかを早期発見できる観察力も必要です。
 研修後、配属された部署によっては、資格取得を求められる場合もあります。資格には「電気主任技術者」や「放射線取扱主任者」、「原子炉主任技術者」などがあります。
 資格を取得することで仕事の幅が広がり、昇格などにもつながるようです。

収入は?

企業によって異なります。資格を取得すると、昇給もあるようです。

休みや勤務時間は?

 発電所は365日24時間体制で稼働しているため、三交替制で勤務している場合が多いようです。
 交替時には、連絡事項や確認などの申し送りを行います。
 休日は交替で取り、週2日程度が一般的なようです。

ひとこと

災害などの緊急時にも慌てず、素早く、臨機応変に対処できることが大切です。
 近年は、自然保護や環境問題への取り組みも重要視されています。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

定置・建設機械運転従事者
求人平均賃金 232,588円(常用フルタイムのみ)
【労働市場の動き(令和5年9月分)より】

定置・建設機械運転の職業
求人平均賃金 181,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『労働市場の動き』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。