タクシー運転手

タクシー運転手

物流・運輸・交通

どんな仕事?

 タクシーでお客の目的地まで最短の経路・距離を考えて安全に運ぶのが仕事です。お客の目的地も近郊・遠方といろいろです。運転・接客などのサービス向上に努め、指名を受けて業績を上げる運転手も多いようです。また、会社に勤務する運転手と、個人で営業する個人タクシー事業主とに分かれています。
 運行前は、点呼(体調申告、飲酒・車両チェック、連絡事項、乗務員証の着用)を行います。運行後は、現金、日報、乗務員証の引き渡しをして終業となります。

なるには?

 必須の資格として、「普通自動車第二種運転免許」があります。この資格を取得するためには、「普通自動車第一種運転免許」を取得して3年以上経過し、かつ21歳以上でなければなりません。
 また、個人タクシー事業主になるには、法人のタクシー会社で最低10年以上乗務した後、法令や地理試験に合格し、個人タクシー事業主の申請を地方運輸局へ提出し、認められる必要があります。

収入は?

 一般的にその日の売り上げの50%前後が収入ですが、人により売り上げも違うので、収入も違ってきます。平均は昼勤で10万~15万円、夜勤は15万~20万円位です。

休みや勤務時間は?

 沖縄の場合、日勤(昼日勤・夜日勤)が多く、三勤一休制(月7、8回休み)が主流のようです。
 勤務時間は、昼日勤は6時か7時~17時位、夜日勤は、17時か18時~翌4時か5時という勤務体制が多く、休憩時間もその中に含まれます。

ひとこと

 男女・年齢に関係なく平等に働ける職業なので、主婦や定年後に働く方も増えています。
 一人の時間が多い分、ある程度自由な面や、毎日違う乗客に会えるという新鮮さが魅力の職業といえるでしょう。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

タクシー運転手
平均賃金 正契/月給135,456円
【沖縄の平均賃金本 2020<2020年出版>より】

タクシー運転者
所定内給与額 (男女計)187,000円
【賃金センサス(厚生労働省賃金構造基本統計調査)<2019年・沖縄県>より】

自動車運転の職業
求人平均賃金 168,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『平均賃金(沖縄の平均賃金本 2020)』について
沖縄県で発行された代表的求人誌3誌(抜粋)合計15冊に掲載された職種の給与の平均額になります。残業代・諸手当は含まれていません。
冒険王株式会社より発行。

※『所定内給与額(賃金センサス)』について
労働契約等であらかじめ定められている支給条件によって支給された現金給与額のうち、残業手当などの超過労働給与額を差し引いた額をいい、所得税等を控除する前の額をいう。※月額表示となります。
臨時労働者(日々又は勤務期間が1か月未満)は調査対象外。
百円未満は切捨て表示となります。

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。