織物職人

織物職人

マスコミ・デザイン・芸術

どんな仕事?

 機織り機で糸を布へ織り上げる仕事です。沖縄の織物は、素材・技法が数多くあり、仕事内容も異なります。
 糸から布にするには、基本的に6段階の工程があり、織り方により布の表情もさまざまです。繊維の栽培から最後の工程まで一人で作業する所もあれば、分業制の所もあります。芭蕉や苧麻(ちょま)などを扱う所は糸から作り、絹糸・木綿を扱う所は市販の糸を使うのが主流です。
 デザイン・図案作成、糸づくりおよび染色準備、染色、製織準備、製織、製品仕上げなど、細かくいえば19段階にもなります。作業工程が多く、段取りが大切で、常に次の仕事を考えて行動します。天然の染料や素材の場合、扱うのに苦労する部分もありますが、半面楽しみも多いようです。素材に向き合う姿勢、忍耐と根気、体力が求められます。

なるには?

 織物を幅広く勉強するのであれば、美術系大学や専門学校で学ぶ道があります。沖縄県内に研修施設もありますが、なかなか就職に結び付かないのが現状です。憧れる職人がいるのであれば、直接工房へ訪ねて仕事を教えてもらう方法もあります。

収入は?

 工房によりますが、歩合制がほとんどです。当初の収入は比較的低く、技術レベルが上がると、徐々に上がっていきます。

休みや勤務時間は?

 8時~17時までの8時間労働、週休一日が一般的です。展示会前など忙しい時期は、早朝出勤や残業があります。
 フリーの職人の場合、少しの空き時間も糸を巻いたり、絣(かすり、糸が染まらないようくくったもの)を解いたりと、手を動かし続けます。

ひとこと

 沖縄の織物は、長い歴史の中で、気候・風土からさまざまな影響を受け成熟してきました。低迷する織物業界で、沖縄では、織物事業者数・従事者数が回復傾向にあり、今後後継者の育成が課題となります。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

生産工程の職業
求人平均賃金 199,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。