プログラマー

プログラマー

オフィス(事務系、IT系)

どんな仕事?

コンピューターに認識させるための言語を駆使してソフトウエアを制作するのがプログラマーの仕事です。
 通常は、システムエンジニアやソフトウエア開発技術者などの依頼を受け、プログラミング言語(CやC++、Java、PHPなど)を用いてソフトウエアの設計図となるソースコードを記述します。記述作業のほかに、コンパイラ(変換ソフトウエア)などのツールを用いてマシン語(CPUが実際に動作する形式)に変換したり、試しに実行して不具合を探したり、見つかった不具合を修正したりする作業も行います。

なるには?

 高校や専門学校、大学などを卒業後、コンピューター会社やIT関連会社などの求人に応募して採用される場合がほとんどです。通常、企業や開発部署によって作業は異なりますので、数カ月間の研修期間やOJT(On the Job Training:現場実習)でプログラミングの基礎や作業を学び、その後、実際の業務に携わっていきます。応募の際、専門学校は情報処理系やコンピューター関連が有利ですが、大学の場合は特に学部は問われないようです。

収入は?

 企業やキャリア、役職によって大きく異なります。

休みや勤務時間は?

 昼勤の8時間就労(時間帯は企業によって異なります)で週休2日が基本的です。しかし、ソフトウエアの納期期日や仕事量によっては深夜におよぶ超過勤務や休日出勤も多々あります。

ひとこと

 プログラムの修正作業のことを「デバッグ」と言います。これは「バグ(虫)」を取り除くことを意味する言葉で、黎明期のコンピューターに不具合を起こさせた原因が、機器内部に挟まっていた虫だったことからきているそうです。その故障の原因となった記念すべき虫(蛾)は、今でもコンピューター博物館に保存されているそうですよ。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

プログラマー
平均賃金 正契/月給210,000円 アパ/時給1,200円
【沖縄の平均賃金本 2020<2020年出版>より】

プログラマー
所定内給与額 (男)239,800円、(女)219,700円、(男女計)234,700円
【賃金センサス(厚生労働省賃金構造基本統計調査)<2019年・沖縄県>より】

情報処理・通信技術者
求人平均賃金 262,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『平均賃金(沖縄の平均賃金本 2020)』について
沖縄県で発行された代表的求人誌3誌(抜粋)合計15冊に掲載された職種の給与の平均額になります。残業代・諸手当は含まれていません。
冒険王株式会社より発行。

※『所定内給与額(賃金センサス)』について
労働契約等であらかじめ定められている支給条件によって支給された現金給与額のうち、残業手当などの超過労働給与額を差し引いた額をいい、所得税等を控除する前の額をいう。※月額表示となります。
臨時労働者(日々又は勤務期間が1か月未満)は調査対象外。
百円未満は切捨て表示となります。

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。