病院や検査施設、衛生研究所、健診センターなどで、医師の指示に従い、採取したさまざまな材料（血液や便、尿、髄液、細胞など）を検査する仕事です。
血液や尿などの検体（成分）検査が一般的に知られていますが、心電図などの検査機器で臓器の状態を調べる生理学的検査や肺活量、動脈硬化などの検査も行います。
検査で得られた情報やデータは、医師の判断材料として用いられるため、細心の注意が必要です。医療技術が急速に高度化する現在、「医学の分野ごとに検査がある」といわれるほど、より専門的な知識とスキルが求められています。
臨床検査技師国家試験に合格する必要があります。通常、臨床検査技師養成コースのある養成機関（厚生労働大臣認可校）で三年以上の臨床検査技師養成課程を修了して受験します。大学の保健学科などで専門単位を取得し、受験資格を得てから受験する人もいます。
検査施設規模や検査数、専門検査の種類などで異なります。医療機関の場合、ほかのコ・メディカル（理学療法士や栄養士、診療放射線技士など）と大差のない給与体系が一般的なようです。
勤める医療機関や検査施設などによって異なります。
大きな施設や公共医療機関の場合は、週休二日制がほとんどだそうです。
取材した病院では、ほかの部署の職員同様8時半～17時半の勤務で、週休二日制でした。
近年、病院やクリニックなどの医療機関では検査・分析を外部の検査機関に委託するケースが増えています。
特に規模の小さいクリニックでは、検査に何種類もの高価な検査機器や専門の検査技師を配置するのが難しいことや、コスト削減を図る目的で外部委託する場合が多いそうです。
上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時（2008年）の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。
医療その他
平均賃金 正契/月給181,965円
【沖縄の平均賃金本 2020<2020年出版>より】
医療技術者
求人平均賃金 228,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】
※『平均賃金（沖縄の平均賃金本 2020）』について
沖縄県で発行された代表的求人誌3誌（抜粋）合計15冊に掲載された職種の給与の平均額になります。残業代・諸手当は含まれていません。
冒険王株式会社より発行。
※『求人平均賃金（那覇公共職業安定所 業務日報）』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。
※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。