眼鏡技術販売員

眼鏡技術販売員

販売、金融

どんな仕事?

 お客に合った眼鏡を選定・加工、販売する仕事です。
まず、どのような環境で眼鏡が必要なのか問診で確認します。デスクワークでパソコンに向かう人や車を運転することが多い人など、それぞれで眼鏡のセッティングが変わってきます。年齢による調整も必要です。次に視力測定。オートレフラクトメーターと呼ばれる自動測定装置でもある程度の度数を測れますが、きちんとした検査を行い選定したレンズとでは、目への負担に差がつくようです。知覚(情報を認識できているか)や両眼視差など16項目におよぶ検査を行い、近視や遠視、乱視などの度数などから最も目に合ったレンズを選定します。
お客の好みや顔の骨格に合ったフレームを選び、その形に合わせてレンズを削りはめ込めば完成です。フレームの修理や度数の合わなくなったレンズの交換なども業務に含まれます。

なるには?

 特に必要な学歴や資格はありません。手先の器用さ、細かい部分に気がつく繊細さがある人や、お客のニーズを聞き出すコミュニケーション力を持っている人が向いているかもしれません。関連する資格として(社)日本眼鏡技術者協会の「認定眼鏡士」があります。

収入は?

 新卒の初任給で12万~16万円位。技術習得や経験・実力により収入は上がっていきます。

休みや勤務時間は?

 接客・販売業なので休日はローテーションの場合がほとんど。店長などの管理職になると残業する場合が多くなるようです。

ひとこと

 本来、眼鏡のフィッティングは高度な専門知識と技術が要求される奥の深い職業。一昔前は医師と理容師の中間的な仕事といわれていました。現在は作業効率を優先し、それほど精密な検査は行わない店舗が増えています。アイウエアとしてのファッションやコーディネートのアドバイスに力を入れる店舗も見られます。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

アパレル系ショップ店員(ファッション・アクセサリー)
平均賃金 正契/月給173,096円
【沖縄の平均賃金本 2020<2020年出版>より】

販売店員(百貨店店員を除く。)
所定内給与額 (男女計)195,400円
【賃金センサス(厚生労働省賃金構造基本統計調査)<2019年・沖縄県>より】

商品販売の職業
求人平均賃金 168,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『平均賃金(沖縄の平均賃金本 2020)』について
沖縄県で発行された代表的求人誌3誌(抜粋)合計15冊に掲載された職種の給与の平均額になります。残業代・諸手当は含まれていません。
冒険王株式会社より発行。

※『所定内給与額(賃金センサス)』について
労働契約等であらかじめ定められている支給条件によって支給された現金給与額のうち、残業手当などの超過労働給与額を差し引いた額をいい、所得税等を控除する前の額をいう。※月額表示となります。
臨時労働者(日々又は勤務期間が1か月未満)は調査対象外。
百円未満は切捨て表示となります。

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。