産業カウンセラー

産業カウンセラー

専門・企業サービス

どんな仕事?

あらゆる職場で働くすべての人々に対して「職場におけるメンタルヘルス対策への援助」、「人生設計を含むキャリア開発への援助」、「職場における人間関係開発への援助」を行うことが基本的な役割です。職場で起こる問題やその背景となる家庭の問題、経済的問題、コミュニティーの問題などについてカウンセリングを通して望ましい解決や対処のための援助を行う専門家。個人がイキイキと働けるようになることが結果的に産業界全体の活性化につながる、それを理想とする職業です。

なるには?

産業カウンセラー養成講座を受講し受験資格取得↓認定試験合格が一般的な資格取得方法です。産業カウンセラーと名乗るには、認定試験に合格し(社)日本産業カウンセラー協会の会員になる必要があります。人の話を親身に聴き、信頼関係のもとに秘密を守れる、根底に「人間が好き」という気持ちを持った人が向いているかもしれません。

収入は?

 企業などを対象に個人でカウンセリングの仕事を行えるようになる人はごくまれで、専任で安定した収入を得るにはかなりの努力が必要です。職業相談関連組織の就業者、人事担当や管理職にある人が自身の仕事に活かすために資格取得することが多く、賃金は所属する組織により変動します。資格手当がつく場合もあるでしょう。協会から依頼され、セミナーや講座で講師を務めることがありますが、報酬はそれほど高額にはなりません。

休みや勤務時間は?

企業などと契約を結んでいる場合は、契約内容によって決まります。

ひとこと

メンタルヘルスケアやキャリア・カウンセリングなどは近年注目されています。しかし、実際の労働現場にその意識が浸透するまでにはもう少し時間がかかりそう。産業カウンセラー一人一人の地道な活動が大切になっていくでしょう。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

その他の専門的職業
求人平均賃金 190,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。