職業訓練指導員

職業訓練指導員

教育・研究

どんな仕事?

職業訓練指導員とは、就職や転職を希望する人々に対して、職業能力開発施設で職業に必要な専門的な知識や技能を教え、訓練や指導を行う人のことです。 公的な資格制度であり、資格を取得した人には「職業訓練指導員免許」が県知事から交付されます。
 デザイン科や観光サービス科、機械科や自動車整備科、園芸科や漆器科、日本料理科やコンピューター制御科など、123職種に分かれており、それぞれの職種について担当できる訓練科目が定められています。
 訓練生(受講者)に対し、一定のカリキュラムに基づいて、職業に必要な専門科目の講義を行い、実技習得のための指導や訓練を行います。

なるには?

 「職業訓練指導員免許」を取得する必要があります。一定の実務経験を有する者を対象に厚生労働大臣が指定する48時間の講習を受講・修了すれば、免許が交付されます。
 また、神奈川県と東京都にある職業能力開発総合大学校の所定の課程を修了し、申請することでも免許が与えられます。
 ほぼ毎年、指導員採用試験が実施されています。実施時期や職種などは職業能力開発施設や県の雇用労政課にお問い合わせ下さい。

収入は?

「公共職業能力開発施設」での収入は公務員、もしくはそれに準じます。「認定職業能力開発施設」では、事業主の運営方針などにより決まります。

休みや勤務時間は?

 「公共職業能力開発施設」では公務員同様の8時半~17時半勤務で、休みは土・日・祝日のようです。
 「認定職業能力開発施設」では、担当科目に合わせて勤務します。

ひとこと

最近は、経済構造の変化や技術革新の進展などに対応できる指導員が求められています。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

その他の専門的職業
求人平均賃金 190,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。