プロ野球審判員

プロ野球審判員

スポーツ・レジャー

どんな仕事?

 プロ野球の試合において、公認野球規則に基づいた明解なジャッジを下し、スムーズに試合を進行させる仕事です。
 試合開始前に試合用のボールチェックやメンバー表の確認、ストライクゾーンを見る練習などを行い、万全の態勢を整えます。
 公式戦は球審と1~3塁の塁審の4人、オールスターゲームと日本シリーズでは外審(左翼・右翼ポール際)も加わり、6人で行います。常にプレーの見やすい位置に移動し、選手とボールの動きを予測し追いかけ、結果を瞬時に正確に判断し、ジャッジを下します。

なるには?

学歴などは特に問われませんが、野球ルールの運用に必要な視力、声量、長時間の試合をこなせる体力が求められます。採用には次の三つの方法があります。①プロ野球選手OBからの採用。②アマチュア野球界からの選抜採用。③一般公募(欠員が出ないと公募はされません)。一般公募の採用基準は、身長175センチ以上、裸眼視力1.0以上(眼鏡等使用不可)、年齢は各リーグで異なります。書類審査・実技・筆記による一次試験、面接・健康診断による二次試験があります。採用後は実地研修を受け、2軍審判として技術・経験を積んで、1軍審判に起用されます。

収入は?

年俸制です。個人契約なので、経験や実績によりさまざまです。頑張り次第で年俸1,000万円以上も夢ではありません。

休みや勤務時間は?

 1軍・2軍、またシーズンイン・オフや試合時間によって異なります。試合開始2、3時間前には球場入りし、試合終了後も細かい業務をこなします。
 休日は月曜日ですが、移動日と重なると休みはなくなります。オフとなる12月~1月前半ごろに、まとまった休日が取れます。

ひとこと

 ほどよい緊張感が的確な判断力を生み、いいジャッジにつながります。常に自信と誇りを持つことが大切です。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

その他の専門的職業
求人平均賃金 190,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。