観光船船長

観光船船長

物流・運輸・交通

どんな仕事?

 ひとことで観光船といってもその種類はさまざまです。お客を乗せ、特定のポイントまで往復するグラスボートや、大型船でのクルージング、またダイビングスポットまでダイバーを運ぶ小型船などがあります。
 いずれにしても、沖縄の観光産業には欠かせない人気のアトラクションをサポートする仕事です。

なるには?

 船舶を操縦するには国家資格が必須条件ですが、ここではグラスボートについて紹介します。国土交通省の発行する小型船舶操縦士免許(二級・一級)が必要です。
 二級は陸から5海里(約9キロメートル)以内の沿岸で、総トン数20トン未満の船舶の船長の資格です。
 一級の範囲は無制限です。身体検査、実技・学科試験があり、免許スクールや教習所に通って取得するのが一般的です。インターネットを活用して免許スクールの情報を集め、合宿参加で取得するのも近道かもしれません。

収入は?

 試用期間(3カ月)を経て、初任給で15万円からというのが県内の相場のようです。勤務時間は一日平均8時間で、休日は週1日が基本ですが、台風など天候に大きく左右されるのもこの仕事の特徴です。

休みや勤務時間は?

 8時~18時ごろまでが基本ですが、観光客の数や天候にも左右されます。
 最近はインターネットなどで、あらかじめ天気を予測しつつ、仕事をこなしているようです。
 休憩時間は特に設けておらず、空いた時間に休憩するという感じで、臨機応変に対応しています。

ひとこと

 沖縄には、毎年多くの観光客が訪れます。誇りを持って仕事を行い、沖縄を広くアピールできる人が適職でしょう。体力の要る仕事なので、健康管理も大切です。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。