せり人

せり人

販売、金融

どんな仕事?

 卸売市場で魚や野菜、肉といった生鮮食品や花卉などの「せり」を行い、商品の値段を決める仕事です。市場内の卸売業者と中卸業者・売買参加者の間で、商品売買を公正かつ効率的に行います。
 卸売業者が行う販売方法としては、複数の希望者が競り合い、一番高い価格を提示した人に売り渡す「せり取引」と、当事者が話し合いをして価格を決める「相対取引」があります。

なるには?

 卸売市場の卸売業者(会社)の社員となり、営業・販売担当として取引に関する知識や法律を学び、一定の市場業務経験を積みます。
 沖縄県中央卸売市場の場合、実務経験を積み、定められた試験に合格した人をせり人とし、県知事に「せり人届」を提出します。

収入は?

 業種によって違いますが、県内卸売業者の月収は初任給14万円前後、ベテランで25万~26万円のほか、せり手当がつきます。

休みや勤務時間は?

 青果の卸売業者は5時半~14時までで、休みは4週6休だそうです。漁連では22時~翌2時までに出勤し、7時~10時に業務終了します。基本的に、毎週日曜日は休みだそうです。

ひとこと

 売り手と買い手のコーディネートや連携が大切。3年から5年の下積みが必要で、ニーズに合った価格を導き出すのが大切です。

せり人補足画像

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

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求人平均賃金 212,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。