弁当(惣菜)製造工

弁当(惣菜)製造工

食品・飲食サービス

どんな仕事?

 弁当や惣菜を作る仕事。同時に販売を行う場合もあります。
 個人経営店のほか、コンビニ、スーパーマーケットに卸す大型の工場、また、食堂を経営しながら弁当を販売する店舗も多数あるようです。
 早朝から炊飯・下ごしらえ・調理、盛りつけなど、たくさんの工程があり、作業工程を分担して進める所もあります。おにぎりやサンドイッチ、惣菜などのサイドメニューを用意する店舗もあります。完成した弁当などは販売や配達に回し、配達を行う場合は電話で注文を聞き、指定時間までに届けます。一通り片付けや洗い物が終わると、翌日使う米や惣菜の仕込みを行います。個人経営店では、販売終了後に売り上げを計算、翌日の釣り銭を用意して終わります。

なるには?

 資格や経験は要りませんが、調理はある程度できるとよいでしょう。
 製造だけでなく販売も行う場合は、接客力、お客の嗜好や売れ行きの把握、原価計算なども必要です。

収入は?

 アルバイト・パートのスタート時給は業界の最低賃金プラス数十円位が一般的です。店舗や企業の規模によりますが、正社員雇用もあります。

休みや勤務時間は?

 店により異なります。4時、5時など、早朝からの勤務が多く、中には2時、3時位から始める所もあるようです。閉店時間もさまざまで、夜遅くまで営業している店もあります。
 休日は、日曜・祝日が多く、土曜も休む店があります。24時間営業の所もあり、シフト制で出勤しているようです。

ひとこと

 沖縄の弁当は、量が多く安いのが特徴。学生向けやオフィス向けなど、客層・ターゲットにより弁当の内容も変わります。
 健康志向の高まりから、玄米や雑穀米の弁当も出始め、食材の産地を意識するなど、食の安全性への考慮もされています。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

食品製造・加工スタッフ(パン・惣菜・麺類・弁当・食品工場)
平均賃金 正契/月給170,383円
【沖縄の平均賃金本 2020<2020年出版>より】

飲食物調理の職業
求人平均賃金 169,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『平均賃金(沖縄の平均賃金本 2020)』について
沖縄県で発行された代表的求人誌3誌(抜粋)合計15冊に掲載された職種の給与の平均額になります。残業代・諸手当は含まれていません。
冒険王株式会社より発行。

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。