CG(コンピュータ・グラフィックス)デザイナー

CG(コンピュータ・グラフィックス)デザイナー

マスコミ・デザイン・芸術

どんな仕事?

 CGソフトを使って映像や挿絵などを作成する仕事です。CGは立体的に表現する3Dと、本の挿絵などの平面世界の2Dの大きく二つに分かれます。3Dは、仮想空間の中に実物のようなリアルな表現をするため、光源や物の質感などCGソフトの計算で画像を作成していくレンダリング作業を行い、作成していきます。2Dでは、平面の世界を感情豊かに表現できるよう、創造力を活かして作成していきます。テレビCMや映画、インターネット、携帯コンテンツ、雑誌など、活躍の場は多岐にわたります。

なるには?

 県内では専門学校で技術が学べます。特に必要な資格はありませんが、創造力や発想力、コンピューターの知識、CGを使いこなす技術が必要です。また、同じ作業の繰り返しや徹夜も珍しくないので、根気強さ、忍耐力、集中力、持続力も大切です。

収入は?

 業界や技術のレベルによって大きく異なります。当初は企業に就職し、経験を積みながら月収10万~15万円程度。独立後さらに経験を積み、CGデザイナーとして認められるようになれば、月収30万円以上も可能です。

休みや勤務時間は?

時間勤務は、企業に就職している場合でも比較的フリーの勤務体系が多いようです。締め切りが迫ると残業や休日出勤もあります。

ひとこと

CGデザイナーというと華やかな印象を受けますが、実際は地道な作業を繰り返し、ギリギリの時間の中で作品を完成させていく大変な仕事です。その中にやりがいや達成感があるともいえます。
 沖縄では、3D・CGデザイナーのみの仕事は決して多くはありませんが、デザイン業務と連携を取ることにより独立も可能です。また、本土で経験を積み、人脈を広げてから沖縄で活動する人も少なくないようです。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

DTPオペレーター(制作・Macオペレーター・グラフィック、等)
平均賃金 正契/月給162,000円
【沖縄の平均賃金本 2020<2020年出版>より】

デザイナー(男女計)
所定内給与額 (男女計)243,500円
【賃金センサス(厚生労働省賃金構造基本統計調査)<2019年・沖縄県>より】

美術家、デザイナー、写真家、映像撮影者
求人平均賃金 214,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『平均賃金(沖縄の平均賃金本 2020)』について
沖縄県で発行された代表的求人誌3誌(抜粋)合計15冊に掲載された職種の給与の平均額になります。残業代・諸手当は含まれていません。
冒険王株式会社より発行。

※『所定内給与額(賃金センサス)』について
労働契約等であらかじめ定められている支給条件によって支給された現金給与額のうち、残業手当などの超過労働給与額を差し引いた額をいい、所得税等を控除する前の額をいう。※月額表示となります。
臨時労働者(日々又は勤務期間が1か月未満)は調査対象外。
百円未満は切捨て表示となります。

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。