通訳者

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専門・企業サービス

どんな仕事?

 異なる言語を使う人同士の意志疎通を図るため、日本語から外国語へ、またその逆へ話している内容を通訳する仕事です。
 一般的にフリーで活動する人が多く、派遣会社などに登録して仕事の依頼を受けます。
 通訳方法には、話す人が止まったところで通訳する「逐次通訳」と、話すのと同時に訳す「同時通訳」があります。同時通訳は複数の人数で、分担や持ち時間などを決めて行います。
 通訳する内容を理解した上で、適切な表現が瞬時に浮かぶようにするために、事前に単語などを勉強し通訳に臨みます。可能な限り、話をする人との打ち合わせもします。
 国際会議や商談など、活躍の場はさまざまです。

なるには?

特に資格は要りませんが、現場で行う通訳がどういうものかを前もって知るために、大学や通訳学校などで専門技能を習得する必要があります。
 沖縄の一部の大学では短期の通訳集中講座を行っています。ほかにも語学センターなど、通訳基礎講座や通訳養成講座を行っている所もあります。 

収入は?

フリーの場合、能力や実績、仕事量などによって大きく異なります。企業勤務の場合でも、能力によって異なります。

休みや勤務時間は?

 企業勤務の場合、企業規定に基づきます。フリーの場合、依頼のあるときだけ業務を行いますが、実際の通訳時間は4、5時間程度でも、準備に数日かかることもあります。

ひとこと

東京などでは医療関係や金融関係に特化するなど、専門性を高める傾向にあります。しかし沖縄は、各分野の絶対数が少なく、あらゆる分野の通訳を求められます。
 通訳する分野の勉強を年中しているような状況になりますが、感謝された時は、とてもやりがいを感じるようです。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

外国語事務員(翻訳・通訳、等)
平均賃金 正契/月給185,142円
【沖縄の平均賃金本 2020<2020年出版>より】

その他の専門的職業
求人平均賃金 190,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『平均賃金(沖縄の平均賃金本 2020)』について
沖縄県で発行された代表的求人誌3誌(抜粋)合計15冊に掲載された職種の給与の平均額になります。残業代・諸手当は含まれていません。
冒険王株式会社より発行。

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。