救急救命士

救急救命士

公務

どんな仕事?

消防官の業務の中で、主に救急活動に携わるのが救急救命士です。その職務は、急病や怪我を負った人のいる場所に素早く出動し、現場や救急車内にて応急処置を施しつつ、それぞれの病態に応じた病院へと搬送することです。

なるには?

救急救命士は国家資格です。消防職員の試験を受け、消防官として「初任課程」を半年、「救急課程」を2ヵ月終えた後、救急現場で2,000時間ほどの実務を経験し、東京や北九州の研修所で7ヵ月の研修を経て、国家試験の受験資格が得られます。
 本土には救急救命士の養成課程を設けている専門学校などがあります。どちらを選ぶかはその人次第です。

収入は?

市町村やそれぞれの経験・資格により異なりますが、20代高卒で月収15万~16万円、40代ベテラン救命士で年収700万~800万円程度です。

休みや勤務時間は?

 救急活動は、24時間勤務の三交替制です。終日勤務した後、2日の休みを経て、再び勤務というサイクルが基本です。
 休日の市民向け救急法講習会での指導なども大事な仕事です。

ひとこと

 救急要請を受け、短時間で怪我人や患者に対し観察・判断を行い、素早い処置を施す救急救命士は、責任の重い仕事ですが、その分、やりがいのある職業です。

救急救命士補足画像

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

その他の保安の職業
求人平均賃金 161,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。