グラフィックデザイナー

グラフィックデザイナー

マスコミ・デザイン・芸術

どんな仕事?

あらゆる広告物、企業や商品のロゴ、パッケージなどの商業デザインを行う仕事です。
 コピーライターやカメラマン、イラストレーターが制作したパーツをまとめあげる役割です。イメージでいうと、真っ白な紙に描いたラフスケッチに色が入り、さらに写真やイラスト、文字原稿が入り、平面デザインを仕上げていく、といった感じです。作業そのものを楽しむことができ、製品が顧客に喜ばれ、形として残っていくやりがいのある仕事です。
 採用面接で、個人で制作したイラスト集を持ち込む人もいますが、グラフィックデザイナーの仕事は商業デザインです。
 顧客が何を実現したいのかを把握し、そのために最も効果的な表現を考える能力が重視されます。

なるには?

広告代理店、印刷会社の制作課、制作プロダクションなどからの募集に応募し、採用されるのが一般的です。
 大学であれば美術科、ほかには専門学校などでデザインを学んだ人がほとんどです。

収入は?

 総支給額で13万~15万円が初任給の相場ですが、その後アートディレクターやテレビCMプランナーまで出世すると、収入も増えます。

休みや勤務時間は?

 残業は、ほぼ毎日といっていいでしょう。すべての仕事に締め切りがあり、進み具合やアイデアはその日によっても違うのがその理由です。休みは週休二日が一般的ですが、企業によって異なります。

ひとこと

 「好きじゃないとできない仕事」。現在活躍している方がよく言う言葉です。
 残業は多くても、やはり表現する喜びに勝るものはないといったところでしょう。実績と人脈があれば、独立しやすいのもこの仕事の特色です。
 グラフィックスを作成・編集するソフトや画像編集ソフトのスキルは必須条件です。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

DTPオペレーター(制作・Macオペレーター・グラフィック、等)
平均賃金 正契/月給162,000円
【沖縄の平均賃金本 2020<2020年出版>より】

デザイナー(男女計)
所定内給与額 (男女計)243,500円
【賃金センサス(厚生労働省賃金構造基本統計調査)<2019年・沖縄県>より】

美術家、デザイナー、写真家、映像撮影者
求人平均賃金 214,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『平均賃金(沖縄の平均賃金本 2020)』について
沖縄県で発行された代表的求人誌3誌(抜粋)合計15冊に掲載された職種の給与の平均額になります。残業代・諸手当は含まれていません。
冒険王株式会社より発行。

※『所定内給与額(賃金センサス)』について
労働契約等であらかじめ定められている支給条件によって支給された現金給与額のうち、残業手当などの超過労働給与額を差し引いた額をいい、所得税等を控除する前の額をいう。※月額表示となります。
臨時労働者(日々又は勤務期間が1か月未満)は調査対象外。
百円未満は切捨て表示となります。

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。