個人にとって望ましい職業選択やキャリア開発を専門的な立場から支援する仕事です。団体によっては「キャリア・コンサルタント」と呼ぶ場合もあります。仕事に対する考え方(企業観や職業観)の変化、労働組織の雇用制度や人材に対する考え方の変化によって、ニーズは非常に高まっています。就職支援やキャリア開発のための講議や研修、コンサルティングなどの業務を行うこともあります。
ハローワークや人材派遣・人材紹介会社、就職支援組織に属したり、教育機関の進路指導担当など、相談者と向き合う職業に就いている人がキャリアカウンセラーに近いといえます。キャリアカウンセラーの資格は民間の各団体で認定しているものがいくつかありますが、統合化に向けた動きも見られるようです。専門的なカウンセリングスキルや理論・求職活動支援に関する知識を習得し、相談者の自己確認や意志決定をより支援していくために資格を取得する人が増えています。
本人のキャリアカウンセリング・コンサルタント能力と職業経験をもとに独立して活動する道もありますが、専任で安定した収入を得るには相当の努力が必要になるでしょう。就職関連の企業や団体に属し働く場合、資格を取得していると手当がつくことがあります。
所属する組織により変動します。公共の組織で働く場合は、週休二日になることが多いでしょう。
厚生労働省はキャリア・コンサルタント(カウンセラー)養成を推進しており、平成十四年から5年間で5万人の養成を目指しています。厚生労働省の指定するキャリア・コンサルタントに係る能力評価試験(民間資格)を従業員に受けさせる事業主に対して、キャリア形成促進助成金(職業能力評価推進給付金)を支給する制度もあります。
上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。
その他の専門的職業
求人平均賃金 190,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】
※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。
※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。