市町村職員

市町村職員

公務

どんな仕事?

地域の市役所や町村役場、また運営する公的機関に勤務している人を市町村職員といいます。
 県庁職員と同じ地方公務員ですが、さらに地域が限定されるため、一般的に市町村職員と呼ばれています。
 戸籍や住民票、地方税、国民健康保険や乳幼児健診などの健康福祉といった生活に密接に関わる業務を行います。
 地域の人々の要望や声が直接届くため、よりきめ細かいニーズに合わせた業務を行うことが必要になってきます。

なるには?

市町村で年に一度実施される職員採用試験を受験します。
 一次・二次試験が行われ、その合格者の中から採用されます。職種区分は各市町村や年度ごとに変更がありますが、行政職や土木・建築職、保育士・幼稚園職、管理栄養士職、消防職などです。
 上級(四大卒程度)、中級(短大卒)、初級(高卒)の受験資格と年齢制限を設けていますが、特殊資格などの取得者も受験が認められています。

収入は?

 各市町村により異なります。平成十九年度の那覇市の初任給は17万200円が上限です。職歴などで加算されます。そのほか、扶養手当、住居手当、通勤手当などが付加支給されます。

休みや勤務時間は?

8時半~17時15分までの月曜日から金曜日の勤務体制がほとんどです。休みも週休二日制のほか、年に20日ほどの有給休暇、各種特別休暇を取ることが可能です。

ひとこと

 市町村職員は、競争率の高い職業です。安定した収入と変動の少ない勤務体制が人気の理由でしょう。地域とのつながりがより重要視されるため、採用者は地域の慣習などを熟知している各市町村の出身者が多いようです。臨時職員として従事しながら、採用試験を受ける人も多いようです。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。