図書館司書

図書館司書

教育・研究

どんな仕事?

 都道府県や市町村の公共図書館などで、購入する本や雑誌、新聞などの選択、発注、分類整理、保存、目録作成を行います。ほかにも、図書館利用者への貸出・返却業務、読書案内なども行います。
 「本が好き」なことはもちろんですが、本や読書活動についての知識も必要です。また、利用者からの「こんな内容の本を探している」といった要望に的確に応えられる能力も求められます。

なるには?

 図書館司書になるためには、図書館法に定められた司書および司書補の資格が必要です。
 大学に2年以上在学し、62単位以上を修得するか、高専卒で司書講習を修了すれば取得できます。また、大学で必要な科目を履修することでも取得できます。
 高卒・中等教育卒・高専第三学年修了者の場合は、司書補の講習を受講して単位を修得すれば司書補の資格が付与されます。さらに3年以上、司書補として勤務し、司書講習を受講し、単位を修得すれば司書の資格が付与されます。
 ただし、司書資格を取得したからといって、すぐに図書館で働けるわけではありません。自治体の採用試験を受けて図書館に配属される必要があります。現状は司書の求人は非常に少なく、就職は難しいようです。

収入は?

 採用条件によって違いますが、一般的に県内で働く図書館司書の大多数が臨時職員として働いており、初任給14万円位です。若干の昇給はありますが、大幅な伸びは見込めないようです。

休みや勤務時間は?

 勤務時間は図書館の開館時間と同じで週休二日制です。休みのうち、一日は休館日です。

ひとこと

 図書館は「知識の泉」としての役割がある大切な場所。
 仕事の意義を認識しながら働き、図書館に訪れるさまざまな人に対応するコミュニケーション力も必要とされるでしょう。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

教育(講師・インストラクター)その他
平均賃金 正契/月給177,860円
【沖縄の平均賃金本 2020<2020年出版>より】

その他の専門的職業
求人平均賃金 190,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『平均賃金(沖縄の平均賃金本 2020)』について
沖縄県で発行された代表的求人誌3誌(抜粋)合計15冊に掲載された職種の給与の平均額になります。残業代・諸手当は含まれていません。
冒険王株式会社より発行。

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。