言語聴覚士(ST)は、病気や事故などの問題で音声・言語・聴覚に障害のある人、嚥下(えんげ/飲み下す機能)障害のある人、認知症や記憶の障害といった高次脳機能障害のある人の回復、訓練、コミュニケーション環境の整備、またその家族への助言、指導、心理的サポートを行います。
専門の機関で学んだ後、国家資格を取得する必要があります。最良のサポートを行うため、ほかのスタッフと密なコミュニケーションを取ることができ、対象者の意志や気持ちを大切にできる人が向いています。
初任給は基本給18万~21万円に資格手当(約3万円)と、ほかの手当がつくのが一般的です。その後、経験・能力により昇給します。
医療機関などの勤務の場合、9時~17時前後で週休二日が一般的です。「ことばの教室」開設の場合、休日などは自分で管理します。最近では訪問リハビリテーションも増え、言語聴覚士も施設内だけでなく外へ出るようになってきました。
どこでも最高の言語聴覚療法が受けられるようにするためには、障害者の数と比較するとまだまだ言語聴覚士の数は不足しています。 話す楽しさ、食事の楽しさを取り戻したり、獲得してもらうために、言語聴覚士は活躍します。
上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。
言語聴覚士
平均賃金 正契/月給206,416円
【沖縄の平均賃金本 2020<2020年出版>より】
医療技術者
求人平均賃金 228,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】
※『平均賃金(沖縄の平均賃金本 2020)』について
沖縄県で発行された代表的求人誌3誌(抜粋)合計15冊に掲載された職種の給与の平均額になります。残業代・諸手当は含まれていません。
冒険王株式会社より発行。
※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。
※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。