料理研究家

料理研究家

食品・飲食サービス

どんな仕事?

 料理研究家は、料理学校や教室の先生をしている場合がほとんどです。
 健康で豊かな食生活を目指すために、料理技術および栄養バランスのよい料理指導を行います。また、食をより楽しむことのできる料理方法を教え、伝えていくために、新聞社、テレビ・ラジオ局からの依頼で料理講習会を実施したり、料理本のレシピ作成や執筆活動も行います。時には、レストランのメニュー開発に携わることもあり、仕事は多岐にわたります。

なるには?

 全国料理技術検定協会の加盟校だけが取得できる資格①料理技術検定資格の初級・中級・上級。ただし、四大専攻科、短大専攻科、調理師専門学校の卒業生、管理栄養士・栄養士資格者は、上級からスタートできます。
 ②料理学校教員認定証取得(助手補から特別師範までの11コース)。
 ③食育インストラクター(料理教師3級以上、技術検定上級取得者)。
 ①②の資格を持っていると料理指導に役立ちます。さらに、③の資格まで持っていると仕事の幅も広がります。

収入は?

 講師として依頼される場合は、
国、県、市町村や各企業によって講師料は異なります。
 また、経験や知名度などにより変わることもあるようです。

休みや勤務時間は?

 料理学校・教室勤務の場合は、休日は主に日曜、祝日が多く、常勤で8時間勤務の午前、午後のシフト制に分けられています。ただし、休日に研究活動を行う場合もあるようです。

ひとこと

 沖縄ならではの郷土料理を伝えていくための調査活動で、現場を訪ね歩くこともしばしばあります。食育活動をしていくには、料理を通してのコミュニケーションが大切です。基本的には料理が好きで、研究熱心なことが重要となります。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。