私立探偵は、お客からの依頼で、事実を誠実に調査し、収集した情報を報告する仕事です。
調査範囲は企業から個人まで幅広く、依頼内容は、いじめ・いやがらせ・浮気などの対人関係調査、素行調査、家出・失踪人などの捜索、個人・企業の信用調査、トラブル相談、裁判に必要な証拠の収集、盗聴器の発見など、さまざまです。
ストーカー対策など、依頼によっては警察と連携して調査を進めることもあります。
特に資格は必要ありませんが、自動車運転免許や自動二輪免許を持ち、法律に関する知識があると役に立ちます。
ほとんどの場合、探偵学校や養成所で学んでから、探偵事務所や調査会社、興信所などへ入社します。その後、技術を習得して経験を積んでから独立する人もいます。
警察官などから転職する人も多いようです。
また、調査業協会の開催する教育研修会への参加が義務付けられています。
勤務先にもよりますが、月給制が一般的です。経験を積み、無線資格や法務検定、セキュリティ資格など、業務上役立つ資格を取得していくと給与もアップします。
シフト制です。調査の内容によって異なり、尾行や張り込みなどで長時間拘束されることもあり不規則です。探偵同士で助け合い、調査を継続することもあります。
健全な探偵業者の育成および悪質業者の根絶のため、平成十九年6月1日より探偵業適正化法が施行され、届出制になっています。
業務上、個人のプライバシーや企業の情報などを知る仕事なので、その情報を外部に漏らしてはならない守秘義務があり、社会的な責任を負っている自覚と倫理観が必要です。また尾行や張り込みなどもあり、忍耐力や体力も求められます。
上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。
アンケート・チラシ配布・出口調査・交通量調査
平均賃金 正契/月給200,000円
【沖縄の平均賃金本 2020<2020年出版>より】
※『平均賃金(沖縄の平均賃金本 2020)』について
沖縄県で発行された代表的求人誌3誌(抜粋)合計15冊に掲載された職種の給与の平均額になります。残業代・諸手当は含まれていません。
冒険王株式会社より発行。
※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。