外務公務員(外交官)

外務公務員(外交官)

公務

どんな仕事?

外務公務員(外交官)は、国家間のさまざまな外交業務を行う国家公務員です。東京・霞ヶ関の外務省本省では、日本の平和と繁栄を確保するために、日本と諸外国を結ぶ拠点として、外交政策の企画・立案、そして国民の意思に基づいた外交活動を推し進めています。
 沖縄事務所では、在沖米軍に関連する諸問題について、地元と在沖米軍との関係の調整を中心とした業務、沖縄の国際交流支援などを行っています。
 外務公務員は一般的に、本省と外国にある大使館・領事館などでの勤務をします。

なるには?

 「国家公務員採用・種試験」「外務専門職員採用試験」「国家公務員採用・種試験」の三つの試験があります(ただし、「国家公務員採用・種試験」および「国家公務員採用・種試験」は人事院が実施しています)。外交という仕事は、外国との厳しい交渉場面において、説得力を持って自国の立場を主張するコミュニケーション能力や責任感、相手国の交渉担当者の信頼を得る人間的魅力、途上国の過酷な環境でも勤務できるたくましさなどが必要です。さらに、さまざまな国や地域に関心を持ち、前向きに物事に取り組む積極性や行動力、相手の立場にも配慮できる協調性のある人材が求められています。

収入は?

収入は、職種・経験などにより異なりますが、初任給は、15万~20万円程度です。

休みや勤務時間は?

外務本省では9時半~18時半、沖縄事務所では9時~18時の勤務で、土日休み週休二日制です。残業や休日出勤については、時期や部署により異なります。

ひとこと

外国との交渉などに日本を代表して参加するため、その責任の重さは大変なものです。個人ができることは限られていますが、外務公務員一人一人の仕事が国益を左右する、とてもやりがいのある仕事です。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。