みそ・しょうゆ製造工

みそ・しょうゆ製造工

食品・飲食サービス

どんな仕事?

 一般的なみそ作りは、柔らかく蒸してつぶした大豆に、米を蒸して麹(こうじ)菌を植えてつくった米麹(こめこうじ)と食塩を加えて混ぜ合わせ、樽などに詰めて数カ月、発酵・熟成させます。
 しょうゆは、大豆と小麦の麹に食塩と水を加え、タンクに仕込んで、数カ月発酵・熟成させ、布でこして搾ったものです。
 これらの製造に関わる仕事がみそ・しょうゆ製造工です。
 工程や材料に若干の違いはありますが、麹を利用した伝統ある発酵食品をつくる仕事です。

なるには?

 資格や学歴は問われません。県内には規模の小さい工場が多く、個人経営の工場もあります。 作業工程内容にほとんど差はないので、直接訪ねて、求人があれば就職も可能なようです。
 みそ・しょうゆは昔から地域で手造りされているものなので、レシピを入手して研究を重ね、個人経営で製造から販売までを行うこともできます。

収入は?

 ほとんどの工場が時給制のようです。製造工の最低賃金からのスタートと考えてよいでしょう。

休みや勤務時間は?

 ほとんどの工場が、土・日・祝日は休みです。勤務時間は9時~17時、もしくは18時が多いようです。

ひとこと

 みそには、米麹を使う米みそ、麦麹の麦みそ、大豆麹の豆みそなどがあります。沖縄のみそ・しょうゆは、ほとんどが手作業で造られていて、大規模な機械化はありません。それだけに、小規模工場ならではの、無添加で身体にいいものを使ったみそやしょうゆが多くあります。
 麹を使った発酵食品なので、天候や湿度、室温など、さまざまな要素に左右され、一筋縄ではいかない難しい仕事です。
 重労働ですが、おいしいみそ・しょうゆを提供できる喜びを感じて、頑張っている職人ばかりです。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

食品製造・加工スタッフ(パン・惣菜・麺類・弁当・食品工場)
平均賃金 正契/月給170,383円 アパ/時給844円
【沖縄の平均賃金本 2020<2020年出版>より】

製品製造・加工処理の職業
(金属材料製造、金属加工、金属溶接・溶断を除く)

求人平均賃金 171,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『平均賃金(沖縄の平均賃金本 2020)』について
沖縄県で発行された代表的求人誌3誌(抜粋)合計15冊に掲載された職種の給与の平均額になります。残業代・諸手当は含まれていません。
冒険王株式会社より発行。

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。