パン屋

パン屋

自営

どんな仕事?

毎日おいしいパンを作って、お客に届ける仕事です。
 小さな店では原材料の仕入れから生地作り、パンの成形、焼き、接客まですべての工程をこなします。
 大手メーカーでは分業化されていますが、いずれにせよ、パンは出来上がりまでさまざまな作業があるため、体力と、毎日同じ味を保つために季節や気温・湿度を見極める能力が必要です。
 原料の配合、製造方法の知識、新しいパンを考案する感性や発想力も重要です。

なるには?

調理師学校の製菓・製パンコースで学ぶ方法もあります。パン作りに興味があること、パンが好きで、おいしいパンを作りたいという気持ちが大切です。
 ほとんどの場合、工場や工房で経験を積み、そののち独立しているようです。

収入は?

 アルバイトやパートは、業界の最低賃金からスタートし、正社員に登用されると高卒で12万円位からのようです。
 朝が早い仕事なので、早朝出勤手当が加算される場合もあります。
 ケーキなどの菓子類も扱っている店舗では、クリスマスやバレンタインデーなどの行事の際には忙しくなるようです。

休みや勤務時間は?

 大手メーカーは24時間稼働。また、小さな店でも朝は2時~4時ごろから天候などを考慮しながら生地を作り、発酵させてパンを焼きます。
 大手メーカーはシフト制ですが、独立開業となれば仕事は長時間になります。定休日は週に1日程度の所が多いようです。天然酵母を使う場合、手間がかかる分、休日も少なくなります。

ひとこと

「食の安全」についての関心の高さや、医食同源の考え方など、食べ物への意識が高まり、パンにもおいしさと共に素材へのこだわりも求められています。
 無農薬や有機栽培で作られた素材、天然酵母を用いたパンなども人気です。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

食品店舗販売(弁当・パン・和洋菓子・スナックフード、等)
平均賃金 正契/月給171,800円
【沖縄の平均賃金本 2020<2020年出版>より】

※『平均賃金(沖縄の平均賃金本 2020)』について
沖縄県で発行された代表的求人誌3誌(抜粋)合計15冊に掲載された職種の給与の平均額になります。残業代・諸手当は含まれていません。
冒険王株式会社より発行。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。