防水工

防水工

建築・土木、電気

どんな仕事?

 ビルや住宅の外壁や屋根、室内の水回りの必要な所に防水処理を施す、建築現場には欠かせない仕事です。
 建物への雨水の侵入を防いだり、水漏れを防いだりして建物を保護します。
 また、長年の雨風にさらされて老朽化した建物に対する保全・改修工事なども行います。
 現場によっては、トンネルや橋、ダムなどの土木工事もあり、専門知識と技術を活かせる場はさまざまです。
 防水工事は、現場や目的、お客の意向によって、工法や扱う材料なども異なります。そのため、施工方法や材料ごとの知識や技術を身につけることも重要です。

なるには?

 仕事の中で技術を覚えるのが基本です。入職後、見習い期間に準備作業などを手伝い、先輩の指導を受けながら、技術や知識の基礎を身につけていきます。
 入職前に職業訓練校で技術を学ぶこともできます。
 一人前になるには5年はかかるといわれています。
 資格としては「防水施工技能士」があり、実務経験を積んだ後、受験することができます。

収入は?

 主に※日給月給制です。現場によっては、出来高制による請負方式をとる場合もあります。請負方式では、平方メートル当たりやメートル当たりの単価で契約をします。また、資格取得による収入アップもあります。

休みや勤務時間は?

 基本的に日曜日は休みです。屋外作業が多いため天候に左右され、工期や工程の関係で休日に働く場合もあります。お客の要望によっては盆や正月の作業も出てきます。勤務時間は現場によりますが、8時~17時半ごろが一般的です。

ひとこと

 職人の世界は厳しいですが、社会生活に必要な職種ですので、仕事がなくなる心配はまずありません。手に職がつくことで、自信もつく仕事といえます。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

建設従事者(建設躯体工事従事者を除く)
求人平均賃金 252,986円(常用フルタイムのみ)
【労働市場の動き(令和5年9月分)より】

設備工事作業員(配管工・給排水設備工・防水施工、等)
平均賃金 正契/月給182,137円 アパ/時給890円
【沖縄の平均賃金本 2020<2020年出版>より】

設備工事作業員(配管工・給排水設備工・防水施工、等)
平均賃金 正契/月給186,860円
【沖縄県平均賃金データ 2023年10月更新より】

建設の職業(建設躯体工事の職業を除く)
求人平均賃金 228,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『労働市場の動き』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※『平均賃金(沖縄の平均賃金本 2020)』について
沖縄県で発行された代表的求人誌3誌(抜粋)合計15冊に掲載された職種の給与の平均額になります。残業代・諸手当は含まれていません。
冒険王株式会社より発行。

※『平均賃金(沖縄県平均賃金データ 2023年10月更新)』について
沖縄県で発行された代表的求人誌3誌(抜粋)合計15冊に掲載された職種の給与の平均額になります。残業代・諸手当は含まれていません。
冒険王株式会社より発行。

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。