司法書士

司法書士

専門・企業サービス

どんな仕事?

司法書士の仕事は、主に三つに分けられます。1つは、不動産登記や商業登記などに関する手続きを代理で行い、登記申請に必要な契約書などの書類の作成を行う登記に関する業務。2つ目は、訴訟・競売・自己破産など裁判所での手続きに関する書類を作成する裁判事務。そして3つ目は、高齢などで判断能力の衰えた方のために財産管理や代理契約を行い、裁判所へ提出する申立書の作成を行ったり、裁判所から「成年後見人」などに選任されて実際に財産管理等を行う成年後見の業務です。
 ほかにも、法務大臣の認定を受けた司法書士は、簡易裁判所における訴訟手続きを代理で行うことや、簡易裁判所の管轄となる紛争に関して訴訟外で和解交渉をすることができます。

なるには?

司法書士試験に合格し、日本司法書士会連合会に登録することが必要です。事務所で勤務する人、実務経験を積んでから開業する人、試験合格後すぐに開業する人もいます。
 業務の正確さと、細かな気配りが求められます。

収入は?

 専門家としての能力、経営者としての能力次第で、収入にかなりの幅があるようです。

休みや勤務時間は?

法務局や裁判所に合わせて土日が休みの司法書士事務所が多いようです。しかし、資格取得後も休日に研修を受けたり、各種相談会の相談員として参加することもあるようです。

ひとこと

 依頼者の権利を守り、紛争を解決したりする仕事なので、感謝されることも多く、やりがいがあります。その半面、責任の重い仕事が多いだけに常に緊張しながら業務を行うようです。
 都会では業務が専門化し、地方では一つ一つの事務所が幅広い業務を扱うという傾向にあるようです。
 沖縄県内での試験合格者は毎年数名で、県内や県外で就職する人、独立開業する人さまざまです。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

一般事務員
平均賃金 正契/月給154,276円
【沖縄の平均賃金本 2020<2020年出版>より】

その他の専門的職業
求人平均賃金 190,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『平均賃金(沖縄の平均賃金本 2020)』について
沖縄県で発行された代表的求人誌3誌(抜粋)合計15冊に掲載された職種の給与の平均額になります。残業代・諸手当は含まれていません。
冒険王株式会社より発行。

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。