客室乗務員

客室乗務員

物流・運輸・交通

どんな仕事?

 航空機内で、乗客が快適に空の旅を楽しめるようサービスに努め、緊急時には、乗客の安全を最優先に確保する仕事です。 具体的には、フライト前の綿密な打ち合わせ、乗客を迎えた後は緊急時の安全確認、シートベルトの装着点検、ドリンク(国内・国際線)、食事(国際線)のサービスなど。天候の変化や乗客の体調などにも常に気を配り、緊急事態にも落ち着いて、スムーズに対応します。
 以前はスチュワーデスという呼称でしたが、現在はキャビンアテンダントやフライトアテンダントと称されます。

なるには?

 資格はなく、四大や短大、専門学校などを卒業して、航空会社に就職。約3カ月の研修を修了した後、乗務を開始します。
 客室乗務員採用試験の競争率は高く、高い英語力が強みになります。航空機内の勤務は体力のいる仕事です。視力や循環器、耳鼻咽喉面など、健康状態は良好である必要があります。
 基本的に、どの航空会社も入職して三年間は契約社員、その後正社員となります。

収入は?

 契約社員は時給、正社員は乗務した割合で月々の給与が変わります。契約社員から正社員になっても、契約社員の期間の経験は評価されません。

休みや勤務時間は?

 例えば、本島と本土を結ぶ路線と離島便の国内線のみの場合、正社員は、3日乗務して1日休み、3日乗務して2日休みが基本。20日出社(10日間は泊まり業務)して10日間は休みです。契約社員は、シフト制になります。

ひとこと

 沖縄県内の企業では年に2回(四月・新卒、十月・中途採用)採用があり、地元出身者は比較的優先採用されるようです。
 しかし、県外からの応募が県内をはるかに上回っているのが現状で、県内からの応募増が期待されています。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

接客・給仕の職業
求人平均賃金 187,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。