溶接工

溶接工

製造

どんな仕事?

 金属材料の接合部分に応じてガス炎やレーザーなどで熱を加え、金属を溶かしながら接合、溶接する仕事です。溶接とひとことでいっても、アーク溶接、抵抗溶接、ろう接、ガス溶接、そのほか特殊溶接など、たくさんの種類があります。
 仕事は現場作業と工場内作業に分かれます。目的によって資材の加工、溶接、仕上げ、取り付けなどの工程を、担当者別、または工程別に行います。
 主に造船・機械・自動車などの製造業や、建築・土木関係など幅広い活躍の場があります。

なるには?

 資格には「溶接技能者」がありますが、手溶接技能者や半自動溶接技能者など、溶接方法の違いによって数十種類もの溶接技能者の資格があります。
 工業高校、専門学校、職業訓練校などで資格は取得できます。しかし、実際の技術などは職場(現場)で経験しないと習得は難しいようです。若いうちに資格を取得して、経験を積むことが大切です。
 また、かがみ作業や立ち作業など、さまざまな姿勢で作業をするので、体力・忍耐力も必要です。

収入は?

 日当計算が多く、経験によって異なります。下は日当平均7000円から上は一万5000円位です。月給制だと手取平均17万~27万円位が相場です。

休みや勤務時間は?

 日曜だけの休みがほとんどです。残業や休日出勤は仕事量によりますが、あまりないようです。

ひとこと

 溶接工はほかの職種より技術の幅が広く、その分収入にも大きく差が出ます。本土でも十分通用する技術を身につけると、沖縄の1.5倍から2倍の収入(月収30万~100万円以上)も夢ではありません。しかし、年齢を重ねると体力の衰え(視力、筋力の低下など)もありますので、若いうちに挑戦し、経験を積む必要があるようです。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

製品製造・加工処理従事者(金属製品)
求人平均賃金 235,048円(常用フルタイムのみ)
【労働市場の動き(令和5年9月分)より】

ガス設備工(溶接・充填)
平均賃金 正契/月給188,750円
【沖縄の平均賃金本 2020<2020年出版>より】

ガス設備工(溶接・充填)
平均賃金 正契/月給184,642円
【沖縄県平均賃金データ 2023年10月更新より】

溶接工
所定内給与額 (男女計)267,600円
【賃金センサス(厚生労働省賃金構造基本統計調査)<2019年・沖縄県>より】

金属材料製造、金属加工、金属溶接・溶断の職業
求人平均賃金 207,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『労働市場の動き』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※『平均賃金(沖縄の平均賃金本 2020)』について
沖縄県で発行された代表的求人誌3誌(抜粋)合計15冊に掲載された職種の給与の平均額になります。残業代・諸手当は含まれていません。
冒険王株式会社より発行。

※『平均賃金(沖縄県平均賃金データ 2023年10月更新)』について
沖縄県で発行された代表的求人誌3誌(抜粋)合計15冊に掲載された職種の給与の平均額になります。残業代・諸手当は含まれていません。
冒険王株式会社より発行。

※『所定内給与額(賃金センサス)』について
労働契約等であらかじめ定められている支給条件によって支給された現金給与額のうち、残業手当などの超過労働給与額を差し引いた額をいい、所得税等を控除する前の額をいう。※月額表示となります。
臨時労働者(日々又は勤務期間が1か月未満)は調査対象外。
百円未満は切捨て表示となります。

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。