バリスタ

バリスタ

食品・飲食サービス

どんな仕事?

 バリスタとはイタリア語で「バール(bar)でサービスをする人」という意味です。イタリアのバールは、日中はエスプレッソ(蒸気で抽出したコーヒー)が主なメニューで、夜になるとアルコール系ドリンクを出すのが一般的。それが転じて、日本では「バリスタ」をコーヒー、特にエスプレッソの専門家と位置づけています。
 バリスタの資格は特になく、コーヒーの専門家としての称号です。カフェなどの店舗で、エスプレッソの提供やコーヒー関連商品の販売・接客など、仕事内容は多岐にわたります。

なるには?

 コーヒーストアやカフェで働くことで知識、スキルは身につきます。事前の学習などは特に必要ありません。企業や店舗によっては、研修や実習、その後の認定試験などを経て企業内の資格を得ることもできます。
 人と接する仕事が好きでコミュニケーション力がある人が向いているようです。

収入は?

 各店舗により異なりますが、アルバイトやパート従業員がほとんどです。正社員としては、店舗を任される店長・マネージャー候補として採用される場合が多く、月給14万~20万円位が一般的です。

休みや勤務時間は?

各店舗で異なり、シフト制による交替勤務が一般的です。

ひとこと

 ひとことでバリスタといっても、コーヒーの提供業務に限ったもの、それに加えて酒類の提供業務まで含むもの、またフードの提供業務まで行うものなど業務の範囲はさまざまです。カバーする領域が広くなればなるほど習得する知識とスキルは多くなります。
 最近ではエスプレッソをいれる技術に人々の注目が集まり、バリスタ選手権といった業界内のイベントはメディアでも取り上げられています。日本のバリスタにも本国イタリアに肩を並べるような実力の持ち主が増えているようです。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

ホールスタッフ(ホテル以外の飲食店全般)
平均賃金 正契/月給189,332円
【沖縄の平均賃金本 2020<2020年出版>より】

※『平均賃金(沖縄の平均賃金本 2020)』について
沖縄県で発行された代表的求人誌3誌(抜粋)合計15冊に掲載された職種の給与の平均額になります。残業代・諸手当は含まれていません。
冒険王株式会社より発行。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。