ホテルやレストランなどでお客の好みや料理に合ったワインを選ぶのがソムリエの仕事です。フランス料理店の印象が強いですが、イタリアンもあれば、和食や琉球料理にも相性のいいワインはあるので、ソムリエの活躍の場は今後も増えそうです。
ソムリエにとって、店内が舞台だとすれば、保管や仕入れなど裏方の仕事もあり、場合によっては、海外へワインの買い付けに行くこともあります。
日本では、日本ソムリエ協会の呼称資格認定試験を受けて合格することでソムリエになれますが、料飲サービスのスペシャリストであるだけに、受験するのにも資格が必要です。
日本ソムリエ協会や同協会沖縄支部でも情報を集められますが、まずはソムリエのいるホテルやレストランで直に仕事を学ぶことを勧めます。
スペシャリストなので、どこで働いても優遇されるようです。ホテルやレストランなどが職場になりますが、マネージャーの仕事を任される人も多いので、収入はさまざまです。
サービス業なので、休みは平日がほとんどです。営業時間はまちまちですが、ディナータイムがメーンになるので、24時をまわるのも普通と考えるべきでしょう。
ソムリエという仕事は、ワインが心底好きでなければ勤まりません。世界中にあるワインの特徴以外にも、ブドウの品種、産地、料理との相性、マナー、ワイン以外のお酒の知識も必要です。現在、沖縄には80名以上のソムリエが活躍していますが、毎年の合格者は、3～5名程度。難関です。できるだけ多くのワインの色や香り、味わいを経験し、表現力を磨くことです。
飲んで学ぶ、その連続。それは自分への投資を続けることでもありますが、それだけ価値のある仕事です。
上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時（2008年）の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。
ホールスタッフ（ホテル以外の飲食店全般）
平均賃金 正契/月給189,332円
【沖縄の平均賃金本 2020<2020年出版>より】
接客・給仕の職業
求人平均賃金 187,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】
※『平均賃金（沖縄の平均賃金本 2020）』について
沖縄県で発行された代表的求人誌3誌（抜粋）合計15冊に掲載された職種の給与の平均額になります。残業代・諸手当は含まれていません。
冒険王株式会社より発行。
※『求人平均賃金（那覇公共職業安定所 業務日報）』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。
※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。