警察官

警察官

公務

どんな仕事?

警察官の仕事は、さまざまな業務に分かれ、その中でも交番で勤務する地域警察官は、あらゆる警察業務に携わるとても重要な職務です。交番での仕事は、110番通報を受けて現場に急行して事件・事故の初動捜査や、交番の受け持つ地域のパトロール、地理案内や落とし物の取り扱いなど、人と接することが多い仕事であり、警察の最前線といえます。

なるには?

警察官になるには、四大卒対象の警察官Aと四大卒以外(短大、高卒など)対象の警察官Bに分かれた採用試験に合格しなければなりません。採用後は全寮制の警察学校に警察官Aは6カ月、警察官Bは10カ月間入校し、必要な知識や技能、自覚や倫理観を深めるための座学や訓練を受けます。卒業後はそれぞれの警察署の交番に配属され、実際に警察官としての職務を行います。

収入は?

 警察官の給与は、ほかの公務員より優遇されています。年1回昇給し、ボーナスは年2回(約4カ月分)、そのほか超過勤務・夜間勤務・休日・住居・通勤・扶養手当などが支給されます。また職歴のある人の初任給は一定の基準で加算されます。

休みや勤務時間は?

完全週休二日制ですが、交番などの勤務は交替制勤務(三交替)になります。事件・事故などにより夜間や土日に勤務する場合もあります。休暇は年間20日の年次休暇(繰り越した場合最大40日)のほか、結婚・病気などの特別休暇、誕生日休暇などの制度があります。

ひとこと

 警察官の仕事には、ほかにも少年犯罪やインターネットを利用したサイバー犯罪などを担当する生活安全警察、犯罪捜査や鑑識を担当する刑事警察、交通事故捜査などを担当する交通警察、テロ対策や要人警護などを担当する警備警察があります。これらの部門へは一定期間、交番勤務を経験し、本人の希望や能力などにより、配属されます。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

保安の職業
求人平均賃金 161,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。