パティシエ

パティシエ

食品・飲食サービス

どんな仕事?

 パティシエ(女性はパティシエールとも呼ばれます)とは、フランス語でケーキ職人・菓子職人を指します。
 若いスタッフが早く出勤し、当日使用するクリームやフルーツの準備をして、先輩スタッフを待ちます。その後、前日に仕込んだ製品の仕上げ、カットなどをします。さらに、その日の販売分のケーキを仕上げ、翌日の仕込みやクッキーなどの焼菓子を作ります。
 仕込みを終えると掃除をして終業となりますが、洋菓子作りの技術向上のため、終業後に勉強する場合もあります。

なるには?

 菓子専門学校で勉強して就職するのが一般的ですが、未経験から見習いで洋菓子店に入り、修行を経て一人前になる人もいます。
 仕込み・焼き・仕上げ部門で分かれている店が多く、半年から一年のローテーションで、各部門で技術を磨いていきます。
「製菓衛生師」「菓子製造技能士」という資格はありますが、資格がなければ職に就けないわけではありません。根気強く、地道に努力することが大切です。

収入は?

 学歴に関係なく、技術が向上すれば収入も伴います。大きな店舗では人事考査もあり、収入に影響するようです。

休みや勤務時間は?

 勤務時間は店によって多少異なりますが、終業後も勉強をするため、定時で帰れることはほとんどありません。
 店によっては、休業せずシフト制で休みを取る所もあります。ホテルのレストラン部門では、ほとんどがシフト制です。

ひとこと

 昨今のパティシエブームにより華やかに見られる職業ですが、一人前の職人になるためには、努力を惜しまず、常に学ぶ姿勢と覚悟が必要です。ハードな業務(修行)なので、挫折する人も多いようですが、本気で頑張れば、いくらでも上を目指せる職業といえます。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

パティシエ
平均賃金 正契/月給146,666円 アパ/時給852円
【沖縄の平均賃金本 2020<2020年出版>より】

飲食物調理の職業
求人平均賃金 169,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『平均賃金(沖縄の平均賃金本 2020)』について
沖縄県で発行された代表的求人誌3誌(抜粋)合計15冊に掲載された職種の給与の平均額になります。残業代・諸手当は含まれていません。
冒険王株式会社より発行。

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。