病気、けがの治療や介護を必要とする人々、体や心の健康上の問題を抱えながら生活する人々を、医師などの医療スタッフと共に支えるのが看護師の仕事です。
仕事場は、病院や診療所などの医療施設だけでなく、介護施設や社会福祉施設、学校など、さまざまな場所で活躍します。
現代医療には、救命救急医療や高度先進医療、終末期医療など、多様な側面があり、医師が診断や治療を行う際の補助的役割を担うため、高い能力が求められます。
国家資格が必要です。高校卒業後、医療系四大や短大、看護学校などで、看護師資格の専門教育を受けた後、国家試験に合格して取得するのが一般的です。
また、都道府県知事が交付する准看護師資格を取得し、実務経験、看護学校を経て受験する方法もあります。
初任給は、ほかのコ・メディカルよりもやや高めです。勤務形態や経験年数にもよりますが、県内の場合、外来専門の看護師なら12万円もしくは13万円から始まるようです。夜勤手当などを含むと、30万円ほどということです。
救急や入院病棟、介護の現場では、24時間、365日の看護が不可欠です。
勤務形態は、二交替制か三交替制になっています。三交替制は、24時間を日勤、準夜勤、深夜勤の三つの時間帯に分け、二交替制は日勤、夜勤の二つの時間帯に分けます。
土曜・日曜・祝日も交替で出勤します。外来のみの診療所などでは、診療時間内の勤務が一般的です。
人の役に立つ、やりがいのある仕事といえます。
通常勤務に深夜勤などがあり、精神的にも肉体的にもハードですが、元気になっていく患者さんを見ると励まされるようです。
上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時（2008年）の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。
正看護師 平均賃金 正契/月給205,313円 アパ/時給1,274円
准看護師 平均賃金 正契/月給195,239円 アパ/時給1,255円
【沖縄の平均賃金本 2020<2020年出版>より】
看護師
所定内給与額 (男)326,300円、(女)282,600円、(男女計)292,100円
【賃金センサス（厚生労働省賃金構造基本統計調査）<2019年・沖縄県>より】
保健師、助産師、看護師
求人平均賃金 222,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】
※『平均賃金（沖縄の平均賃金本 2020）』について
沖縄県で発行された代表的求人誌3誌（抜粋）合計15冊に掲載された職種の給与の平均額になります。残業代・諸手当は含まれていません。
冒険王株式会社より発行。
※『所定内給与額（賃金センサス）』について
労働契約等であらかじめ定められている支給条件によって支給された現金給与額のうち、残業手当などの超過労働給与額を差し引いた額をいい、所得税等を控除する前の額をいう。※月額表示となります。
臨時労働者（日々又は勤務期間が１か月未満）は調査対象外。
百円未満は切捨て表示となります。
※『求人平均賃金（那覇公共職業安定所 業務日報）』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。
※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。