酒類販売店員(酒店)

酒類販売店員(酒店)

販売、金融

どんな仕事?

 酒類販売店員とは、泡盛やビールをはじめ、ワイン、日本酒、焼酎などさまざまな酒類をメーカーや問屋から仕入れて、お客へ販売する仕事です。お客に声をかけて所望する商品へ素早く案内したり、商品に関するアドバイスなど、お客が気持ち良く商品を買えるよう接客します。
 また一般家庭や飲食店、土産品店、スーパーマーケットなどからの電話やファクスでの注文に応じ、配達もします。
 そのほか店内清掃や商品チェックを行い、品切れの場合はメーカーや問屋へ発注して補充します。ポップ作成や飾り付け、商品の陳列など、ディスプレーを工夫することも大切です。
 最近では業務用と一般向けの商材を多く揃えた総合専門店が幅広い層の人気を集めています。

なるには?

 必要な学歴や資格などは特にありませんが、配達業務があるため、原付バイクや自動車の運転免許は持っていた方がいいでしょう。
 そのほか、ビールや泡盛のマイスターやソムリエなどの資格を持っていると、お客へより詳しい説明やアドバイスができるので、就職に有利です。

収入は?

 最初はアルバイト・パートでの採用がほとんどで、時給650~700円位です。社員になると月給16万~16万5000円以上が相場です。

休みや勤務時間は?

店舗によりさまざまですが、9時~24時の間で実働8時間の二交替シフト制が一般的です。

ひとこと

県内では小売業と卸売業を兼業している酒店が多くありますが、酒類販売業免許の規制緩和により、既存酒店と新規店の小売競争が激しくなっています。
 沖縄でお酒といえば泡盛で、専門に販売する店舗もあります。泡盛の普及や振興をはかるため、平成十九年度から沖縄県知事認証資格「泡盛マイスター」も設けられました。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

酒屋店員
平均賃金 正契/時給880円
【沖縄の平均賃金本 2020<2020年出版>より】

販売店員(百貨店店員を除く。)
所定内給与額 (男女計)195,400円
【賃金センサス(厚生労働省賃金構造基本統計調査)<2019年・沖縄県>より】

商品販売の職業
求人平均賃金 168,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『平均賃金(沖縄の平均賃金本 2020)』について
沖縄県で発行された代表的求人誌3誌(抜粋)合計15冊に掲載された職種の給与の平均額になります。残業代・諸手当は含まれていません。
冒険王株式会社より発行。

※『所定内給与額(賃金センサス)』について
労働契約等であらかじめ定められている支給条件によって支給された現金給与額のうち、残業手当などの超過労働給与額を差し引いた額をいい、所得税等を控除する前の額をいう。※月額表示となります。
臨時労働者(日々又は勤務期間が1か月未満)は調査対象外。
百円未満は切捨て表示となります。

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。