画家

画家

マスコミ・デザイン・芸術

どんな仕事?

 風景・人物・静物などから抽象的なものまでを題材とし、墨・水彩・油絵具・クレパスなどで紙・絹布・キャンバス(画布)などに絵画を描きます。
 画材によって日本画家と洋画家に分けられます。手法は、風景やモデルなどの対象をよく観察して描いたり、特徴をとらえ想像力を駆使して画面に表現していく場合などがあります。
 色調、明暗、遠近感、質感、動感などに注意を払い、自分の感性とスタイルで表現します。こうして描いた絵画を鑑賞者に観てもらうために個展を開き、鑑賞者に感動や安らぎを与えます。また、ホールや店内に飾る絵画などの依頼を受けて、予算や要望に合わせて制作を行うこともあります。

なるには?

 資格は特に必要ありませんが、卓越したセンスと技術が必要になるため、美術科のある高校に進んだり、早い時期から研究や制作をスタートさせる場合が多いようです。
 専門技術を学べる芸術系の四大、短大、専門学校に通い、美術史などの学科、デッサンなどの基礎技術を幅広く学ぶ場合が一般的です。

収入は?

 絵画の販売だけで生計を立てていける画家は大変少なく、年収300万円位だといい方でしょう。一方、いいギャラリスト(画商)とパートナーを組めば、年収一千万円以上も夢ではありません。

休みや勤務時間は?

 自己責任の世界で自由ですが、依頼を受けた場合は納期に合わせていきます。
 ほとんどの画家は、昼夜を問わず、描きたいときに描くため、さまざまです。

ひとこと

 一枚の絵画を描きあげていくには、とてつもないエネルギーが必要です。自分なりのイメージを広げる創造力やイメージを鑑賞者に伝える表現力も重要になります。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

美術家、デザイナー、写真家、映像撮影者
求人平均賃金 214,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。