精肉店

精肉店

自営

どんな仕事?

精肉店は、牛・豚・鶏などの肉を加工、陳列、販売し、またそれらに合うタレなどを扱っています。沖縄では以前から山羊も食べられていますし、最近はラムも人気です。
 仕入れの際は、肉に関する知識や安全性、鮮度を見極める力が重要です。
 肉を使用したコロッケや空揚げなどの惣菜を作って販売する店舗もあります。

なるには?

肉の部位や食べ方、調理法などを知るためにも、精肉店・加工所・問屋などに就職するのがいいでしょう。
 特殊な包丁を使ったさばき方や、トレイへの盛りつけ方、利益管理、経営方法などを習得することも大切です。
 独立開業するためには、まず食品衛生監視員による店舗の査察を受け、食品営業許可を取得します。次に保健所の行う講習を修了し、食品衛生責任者の資格を保健所へ届け出る必要があります。食品衛生責任者は各店舗に一人設置することが義務づけられています。

収入は?

店舗の規模や売り上げによっても異なりますが、雇用される場合、この業界の最低賃金程度からのスタートが一般的です。さまざまな知識や技術を身につけ、認められれば、月給15万円以上にもなります。

休みや勤務時間は?

週休二日が基本ですが、ビーチパーティーやハーリ―、清明祭、旧盆、旧正月など行事の多い沖縄ではそうもいっていられません。行事や祝い事のたびに残業や休日出勤も多くなるでしょう。

ひとこと

 個人経営の精肉店は年々減少しています。しかしステーキ店や焼肉店などは増加傾向で、外食産業からの需要は見込めます。
 安全な食への関心が高まる中、沖縄産の牛肉や豚肉は良質のものも多く、インターネットなどを通して全国から注文が来るようです。こうした状況への対応も必要です。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。