中学校教員

中学校教員

教育・研究

どんな仕事?

 義務教育終盤の三年間、国語、数学、英語、社会などの教科から、特定の専門教科を教えます。全教科をこなす小学校と比較すると教える範囲は狭まりますが、学習レベルが上がるため、より専門的な知識が必要になります。
 また、クラス担任を受け持ち、ホームルームの時間に生活指導を行ったり、クラブ活動の指導、高校進学などの進路相談も行います。子どもから大人になろうとする不安定な時期を過ごす中学生一人一人の成長を見守りながら、的確なアドバイスをする真摯な指導が求められます。

なるには?

教員養成課程を設けている四大や短大に進学するのが一般的です。言語文化学科や社会学科、教育学科などで単位を取得し、中学校で教育実習を修了すると中学校教諭免許が得られます。
 免許状は、小学校同様、専修、一種、二種と分かれています。また、通信制で免許が取得できる大学もあるので調べてみるのもよいでしょう。
 小学校と同じく、臨時教員を務めながら、沖縄県教育委員会が行う教員採用試験を受験する人が多いようです。採用試験を受験できる年齢は36歳までです(平成十九年現在)。

収入は?

 平成十九年度における県内の初任給は、大学卒業者で18万9600円です。

休みや勤務時間は?

 休みは週休二日制です。勤務時間は8時~17時ごろまで。
 単一教科で教科以外の活動も決められてくるため、小学校よりは、比較的ゆとりのある勤務体系です。学校の行事や活動が重なると残業も増えますが、夏休みや冬休みなどで休暇を長く取ることも可能です。

ひとこと

 県内では人気の職業の一つです。沖縄県教育委員会によると、中・高共通の試験(数学、音楽、美術、家庭)では競争倍率が平成十九年度は約13倍と、年々上昇しているとのことです。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

教育の職業(その他の専門的職業)
求人平均賃金 190,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。