廃棄物処理施設技術管理者

廃棄物処理施設技術管理者

専門・企業サービス

どんな仕事?

 産業廃棄物処理施設を適正に維持・管理するのが仕事です。
 ダイオキシンなどの流出を未然に防止するために、定期検査などを行います。ほかにも廃プラスチックや鉄屑、ガラス屑、コンクリート屑、廃油など、生産過程で生ずる産業廃棄物をリサイクル・廃棄処理するための各種検査や解析、化学処理、処理技術の開発、処理設備の運転・管理などもします。廃棄物処理施設には、廃棄物処理施設技術管理者を置くことが義務づけられているので、資格取得者は優遇されます。
 職場は産業廃棄物が排出される地域の周辺が多く、全都道府県にわたっており、産業廃棄物などを分析、研究できる設備を整えた処理会社で働いています。
 沖縄の有資格者は全国的に見ると少ないようです。

なるには?

 (財)日本環境衛生センターの行う廃棄物処理施設技術管理者講習(管理過程)を受け、最終日に行われる能力認定試験に合格する必要があります。ただし、管理過程の受講資格を満たしていない場合は、基礎・管理過程の講習を受けなければなりません。化学的な知識が要求されるので、大学で専攻したり、専門学校を卒業しておくとよいでしょう。
 管理過程の資格取得には、一定期間の実務経験が必要なため、産廃施設などに就職するのが一般的です。

収入は?

廃棄物を扱う特殊な仕事柄、給与は比較的優遇されているようです。

休みや勤務時間は?

日曜・祝日休みで日勤がほとんどです。におい、騒音、振動などもありますが、分析は研究室などで行うため、環境は整っているようです。就業者の7割は女性のようです。

ひとこと

自然環境や資源を大切にしたいという環境問題への意識の高い人に向いています。地球環境保護になくてはならない仕事です。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

その他の技術者
求人平均賃金 208,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。