国家公務員

国家公務員

公務

どんな仕事?

 国(政府)や独立行政法人に所属し、その機関の職務を行うのが国家公務員です。
 一口に国家公務員といっても、その職務は一般職(Ⅰ種~Ⅲ種)から専門職まで多種多様あり、非常に細分化されています。
 国民のために働く充実感と、安定した給与、格差のない実力採用などの要因で根強い人気の職種です。

なるには?

国家公務員採用試験に合格して採用される必要があります。機関や職務によって採用試験の実施方法や試験科目などが異なるため、目指す機関に合わせた試験勉強と情報収集をすることが大事です。ちなみに採用されるには、一次試験、二次試験、最終試験、官庁訪問といくつものハードルをクリアしなければならない狭き門です。

収入は?

 国家公務員の給与や勤務条件などは、人事院勧告により決められます。ちなみに、地方公務員は人事委員会の勧告により決定されています。

休みや勤務時間は?

沖縄で国家公務の中枢を担う沖縄総合事務局の場合、8時半~17時15分が一般的な勤務時間です。国家公務員の勤務時間は、法律によって定められているため、全国の国家機関も同じです。休日は土日休みの週休二日で、いずれの部署でも基本的に同じです。

ひとこと

 公務員の大きな魅力は、やはり安定性にあるようです。民間企業と異なり、景気に左右されることはほとんどありません。また、公務員採用試験は、厳正な実力採用が原則なため、性別や出身大学の違いなどによる採用の差別がないのも人気の理由の一つだといわれています。ただし、受験できる年齢には上限があります。
 営利目的ではなく国民全体のために働き、民間企業にアドバイスや指導する立場として、充実感とプライドを感じる職業だといえそうです。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。