大学・短期大学教員

大学・短期大学教員

教育・研究

どんな仕事?

 大学・短期大学の先生です。大学教員の場合、主に三つの仕事があります。一つは教育で、大学生および大学院生を対象に専攻分野の授業やセミナーを行います。学生へ研究テーマを与えたり、研究のアドバイス、共同研究を行う場合もあります。二つ目は自身の研究で、専攻・専門分野を深く研究します。三つ目は会議などの業務です。大学の教員は通常、専門の学部や学科、あるいは大学院に所属し、教鞭を執ったり、研究に励みます。中には学部長や学長となり、学部や大学を代表する教員になる人もいます。

なるには?

大学を卒業後、大学院に進学する必要があります。そして、大学の教員募集に応募して採用されれば、大学の教員(助手、講師、准教授、教授)になれます。近年は、任期制(決められた期間の採用)からスタートする大学も増えています。また、民間の研究機関や企業で研究実績を挙げた人が、公募で採用されるケースも多くなっています。

収入は?

取材した大学の教授によると、沖縄県の平均的給与よりは上で、医師、弁護士、会社社長に比べると安いそうです。

休みや勤務時間は?

 国立大学の場合、月曜日から金曜日まで8時半~17時15分までの勤務です。実際には勤務外に研究や勉強を行うため休日はほとんどありません。これは県外や外国の大学でも同じです。

ひとこと

 大学の教員は、基本的に研究が好きな研究者です。休日も研究と勉強を欠かしません。ですから、休みが多い仕事をしたい人にはお勧めできません。
 研究内容についてはすべて自分の判断で行います。誰にも指図されず、研究対象を学生たちと探究できるところが、この職業の魅力のようです。また、自身の研究成果を論文として発表しますが、これが世に出て、研究史や学会誌に名前が残ることが最高の喜びとなるそうです。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

教育の職業(その他の専門的職業)
求人平均賃金 190,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。