視覚障害や聴覚障害、肢体不自由、病弱・身体虚弱といった身体的な障害から、知的障害や言語障害、情緒障害など、さまざまな障害のある生徒たちを教育する仕事です。
生徒の心身の発育状態に合わせて、生活習慣や知識、職業技術などが身につくよう指導します。
特別支援学校教員は、障害のある生徒一人一人に個別の教育支援計画を作成し、自立した生活を送るために必要な知識や技術を教える重要な役割を担います。
精神的にも肉体的にも大変な仕事といわれますが、生徒たちの変化や成長を見たり、信頼関係が築けたとき、とてもやりがいを感じるようです。
大学の教育学部や社会福祉学部などで教職課程を修了し、小学校・中学校・高校の教諭免許状を取得します。
特別支援学校教諭免許状が必要な都道府県もありますが、沖縄県では、通常の県立学校と同様、沖縄県教育委員会が実施する公立学校教員採用選考試験を受験し、合格すれば採用となります。
県立高校の場合、大卒の初任給が19万2800円。
特別支援学校教諭は、調整額として1万7000円程度が上乗せされます。
特別支援学校ごとに勤務時間や休日に違いがあるようです。肢体不自由者の多い養護学校は、部活などがないので、授業以外の拘束はあまりないようです。
運動会や学芸会などの行事がある時は、多少残業することもあります。
やりがいや使命感を感じて頑張っている教員が多くいます。 少しのことでは負けない粘り強さと、おおらかで明るい性格の人が向いています。
上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。
教育の職業(その他の専門的職業)
求人平均賃金 190,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】
※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。
※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。