商業店舗デザイナー

商業店舗デザイナー

建築・土木、電気

どんな仕事?

 仕事内容は図面でデザインするだけでなく、店舗の企画から、施工・収支計画・フォロー・コンサルタントまでと幅広くなります。最終的にどのくらい施主の要望に応えられる店舗をデザインできるか、どのくらい集客できるかを求められる仕事です。
 一般的に店舗の完成までには3カ月位の期間が必要ですが、時には1カ月という短い場合もあります。

なるには?

 特に資格は必要ありません。工業高校のインテリア科や専門学校を卒業し、建築、インテリア、設計会社に勤務しながら仕事を覚えていく場合が多いようです。インテリア関連、建築士、宅地建物取引主任者(宅建)の資格を取得していると就職に有利です。
 しかし、学歴や資格よりも、いろいろな経験が現場では役立ちます。施主が描く店舗を形にするアイデアと収支計算に要する経営感覚をバランスよく持っていることも大切です。工期が短い場合もあるので、体力や精神力も必要でしょう。

収入は?

 初任給は最低賃金ぐらいのようです。給与は実力に比例してアップしていきます。
 単に勤務時間と比較すると厳しい場合もありますが、仕事の幅は広く、やりがいの得られる職種です。

休みや勤務時間は?

 基本的には8時間勤務ですが、日中は施主との打ち合わせや現場回りが主になり、デザインや収支計算をするのはどうしても夜の落ち着いた時間帯になります。そのため終業は遅くなることが多いでしょう。
 また、休みは日曜・祝日が基本のようですが、納期の関係で出勤になる場合もあります。

ひとこと

 経済や流行など、国内外のいろいろなことに興味があり、向上心とチャレンジ精神の旺盛な人が向いているようです。自分のデザインが形になり、その店舗が繁盛することが何よりやりがいになるようです。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

美術家、デザイナー、写真家、映像撮影者
求人平均賃金 235,536円(常用フルタイムのみ)
【労働市場の動き(令和5年9月分)より】

デザイナー
所定内給与額 (男女計)243,500円
【賃金センサス(厚生労働省賃金構造基本統計調査)<2019年・沖縄県>より】

美術家、デザイナー、写真家、映像撮影者
求人平均賃金 214,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『労働市場の動き』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※『所定内給与額(賃金センサス)』について
労働契約等であらかじめ定められている支給条件によって支給された現金給与額のうち、残業手当などの超過労働給与額を差し引いた額をいい、所得税等を控除する前の額をいう。※月額表示となります。
臨時労働者(日々又は勤務期間が1か月未満)は調査対象外。
百円未満は切捨て表示となります。

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。