医師

医師

医療・保健・福祉・介護

どんな仕事?

病気やケガなどで苦しむ人を診察・治療するのが医師の仕事です。医師の中でも、病院などで実際に病気の予防や相談、検査、治療、リハビリテーションなどを行う「臨床医」(一般的な医者)と、医学の研究(基礎医学)を専門に行う「研究医」に大きく分けられます。
 臨床医は外科や内科、小児科、整形外科、麻酔科などさらに専門の診療科に分かれ、診療に当たります。いずれにしても社会的に認められた、ステータスの高い仕事です。

なるには?

 大学の医学部に入り、医学課程(6年間)を修め、医師国家試験(厚生労働省実施)に合格し、医師免許を取得しなければなりません。臨床医を目指すのであれば、医師免許取得後、総合病院などで最低2年間の臨床研修を受ける必要があります。

収入は?

 数ある職業の中でも、高額な収入が得られる仕事の一つです。しかし、多くの医師の勤務時間や労働環境は決してやさしいものではありません。当直(夜間や休日勤務)や急病の患者対応など、過酷な状況下で頑張っているのも事実です。

休みや勤務時間は?

 ほとんどの病院では昼勤がメーンですが、命をあずかる職業だけに勤務時間は不規則になりがちです。また、救急病院や入院病棟のある病院では、月数回の当直や超過勤務、緊急出勤は当然のようにあります。ほとんどの病院は基本的に週休二日制をとっています。

ひとこと

最近の傾向として、女性の進出が著しく、20代医師の3人に1人を女医が占めるそうです。
 一方、小児科や産婦人科、麻酔科など特定の診療科の医師不足が全国的に深刻化しています。沖縄では、それに加え離島や僻地の医師不足も問題になっています。その半面、キャリアを積んだ医師の独立開業するケースが、全国的に増えつつあるそうです。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

医師
平均賃金 正契/日給40,000円
【沖縄の平均賃金本 2020<2020年出版>より】

医師
所定内給与額 (男)1,192,700円、(女)1,046,500円、(男女計)1,145,900円
【賃金センサス(厚生労働省賃金構造基本統計調査)<2019年・沖縄県>より】

医師、歯科医師、獣医師、薬剤師
求人平均賃金 298.000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『平均賃金(沖縄の平均賃金本 2020)』について
沖縄県で発行された代表的求人誌3誌(抜粋)合計15冊に掲載された職種の給与の平均額になります。残業代・諸手当は含まれていません。
冒険王株式会社より発行。

※『所定内給与額(賃金センサス)』について
労働契約等であらかじめ定められている支給条件によって支給された現金給与額のうち、残業手当などの超過労働給与額を差し引いた額をいい、所得税等を控除する前の額をいう。※月額表示となります。
臨時労働者(日々又は勤務期間が1か月未満)は調査対象外。
百円未満は切捨て表示となります。

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。