白バイ隊員

白バイ隊員

公務

どんな仕事?

 白バイ(交通取締用自動二輪車)隊員は、交通部交通機動隊に所属し、街頭における交通指導や取り締まりなどに従事しています。
 また、交通取り締まり以外にも、重要事件の発生など緊急事態の場合には、優れた機動力を活かしていち早く現場に駆けつけ、犯人逮捕などの初動捜査に当たります。
 そのほかにも、高い走行技術を活かして、マラソン大会や要人警護の先導を務めることもあります。
 白バイ隊員は、日ごろからスラローム、傾斜走行、タイムトライアルなどの厳しい訓練を重ねており、年一回、全国の白バイ隊員が集まって開催される競技大会に出場し、その技を競うなど、常に技術の向上に努めています。

なるには?

まずは警察官採用試験を受験します。採用試験に合格すると、警察学校に入校して半年間(高卒などは10カ月)の教育を受けた後、県内の各警察署に配属され、交番勤務などを経験します。その後、本人の希望や経験などを考慮した上で、適性を認められた警察官のみが白バイ隊に配属されます。
 白バイ隊員になるには、大型自動二輪免許の取得が不可欠ですが、何より交通安全に対する人一倍の情熱が大切です。

収入は?

 一般の警察官と同等の給与ですが、警察官の給与は他の公務員と比べて優遇されています。また白バイ隊員にはパトロールに伴う勤務手当が支給されます。

休みや勤務時間は?

完全週休二日制で、一日8時間勤務です。年間20日の年次休暇のほか、結婚・病気などの特別休暇があります。

ひとこと

 車社会である沖縄県では、飲酒運転や交通事故の多発が大きな社会問題になっています。県民を事故から守り、安全な交通環境をつくるため、白バイ隊員は今日も活躍しています。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

保安の職業
求人平均賃金 161,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。