ドラッグストア(薬局・薬店)店員

ドラッグストア(薬局・薬店)店員

販売、金融

どんな仕事?

 医薬品を中心に、健康に関するさまざまな製品を販売する仕事。ドラッグストアでは、健康食品・ベビー用品・化粧品・日用品・雑貨・生鮮以外の食品など、幅広い品揃えが特徴です。
 基本的な業務は、接客、レジ、商品陳列、在庫確認などで、お客の訴える症状に対して、薬など商品の提案・説明といった重要な役割も担います。

なるには?

 この職種に関する資格として、一般的には薬剤師が知られていますが、そのほかに薬種商という資格があり、平成二十年には、新しく登録販売者という国家資格が設けられます。必ずしもこの資格を要するわけではありませんが、各薬局・薬店では、有資格者の配置が必要になります。
 中途採用がほとんどで、正社員は少なく、アルバイト・パートが多数を占めているようです。

収入は?

 資格や勤務先によりさまざまです。正社員で月給15万~18万円程度、店長クラスになると、月給25万円位が目安になります。

休みや勤務時間は?

 店舗により異なりますが、週休2日の所もあります。開店時間は9時、10時ごろが多く、閉店時間は店舗によりさまざまです。近年は、社会環境の変化により夜遅くまで営業する傾向にあります。

ひとこと

 医療費の自己負担増や超高齢者化時代の到来により、セルフメディケーション(自分の健康を管理すること)への認識が高まりつつあります。
 また、輸入品に対する消費者の不信感が募る中、健康食品など多種多様な輸入品は消費生活に着々と浸透しており、商品知識・説明能力が求められます。
 業界としては、平成十八年度の薬事法改正による医薬品販売の規制緩和や、登録販売者という新しい資格により、さまざまな影響があるようです。今後は、コンビニ、スーパーマーケットなど多くの業種の新規参入により、市場の拡大が予想されます。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

薬局・ドラッグストア販売員
平均賃金 正契/月給165,000円 アパ/時給817円
【沖縄の平均賃金本 2020<2020年出版>より】

販売店員(百貨店店員を除く。)(男女計)
所定内給与額 (男女計)195,400円
【賃金センサス(厚生労働省賃金構造基本統計調査)<2019年・沖縄県>より】

商品販売の職業
求人平均賃金 168,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『平均賃金(沖縄の平均賃金本 2020)』について
沖縄県で発行された代表的求人誌3誌(抜粋)合計15冊に掲載された職種の給与の平均額になります。残業代・諸手当は含まれていません。
冒険王株式会社より発行。

※『所定内給与額(賃金センサス)』について
労働契約等であらかじめ定められている支給条件によって支給された現金給与額のうち、残業手当などの超過労働給与額を差し引いた額をいい、所得税等を控除する前の額をいう。※月額表示となります。
臨時労働者(日々又は勤務期間が1か月未満)は調査対象外。
百円未満は切捨て表示となります。

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。