英会話教師

英会話教師

教育・研究

どんな仕事?

世界の広い地域で使われている言語「英語」を教える仕事です。日本語を覚えるのと同時進行で英語を覚えさせる幼児から、英語習得でキャリアアップを考える社会人まで、生徒の年齢層も非常に幅広いため、それぞれに合わせたコミュニケーション能力が必要になってきます。生徒に対する思いやりや、分からないところを根気強く教える姿勢も大切です。沖縄では基地内で働きたいと考える人のために日常会話程度の英語を教えることも少なくありません。英検やTOEICなどの資格取得を目的とした授業の場合は、文法(グラマー)が重要視されます。授業以外の時間は授業の準備や試験対策、採点などをします。

なるには?

 英会話教室や学校が就業先になります。当然、英語力が重要です。日本人教師ならTOEIC850点くらい、英検なら準一級程度が基準になります。ネーティブ(英語を母国語とする人)にも通用する英会話を教えるには、英語圏の文化や社会常識の理解も必要になります。留学経験があると有利でしょう。外国人教師も多くみられます。

収入は?

 正規雇用の場合は月給18万円前後。非常勤の場合、一コマ2000円前後が一般的な目安といえます。

休みや勤務時間は?

学校での勤務の場合、授業開始30分位前に出勤。およそ9時~17時までになるでしょう。学校が休みの日が休日です。英会話教室の非常勤講師は、週に何時間か夕方の授業を受け持つことが多いようです。

ひとこと

英会話の場合、リスニングや発音など実技的な能力に重点を置いた「生きた英語」の習得が一番の課題。ただ教師が教えるだけ、しゃべるだけではなく、生徒が積極的に参加できるような授業が求められています。グループワークなど、生徒が考え、発表しやすい授業にする取り組みが活発です。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

外国語スクール講師
平均賃金 正契/月給160,000円 アパ/時給1,200円
【沖縄の平均賃金本 2020<2020年出版>より】

各種学校・専修学校教員(男女計)
所定内給与額 (男女計)226,900円
【賃金センサス(厚生労働省賃金構造基本統計調査)<2019年・沖縄県>より】

その他の専門的職業
求人平均賃金 190,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『平均賃金(沖縄の平均賃金本 2020)』について
沖縄県で発行された代表的求人誌3誌(抜粋)合計15冊に掲載された職種の給与の平均額になります。残業代・諸手当は含まれていません。
冒険王株式会社より発行。

※『所定内給与額(賃金センサス)』について
労働契約等であらかじめ定められている支給条件によって支給された現金給与額のうち、残業手当などの超過労働給与額を差し引いた額をいい、所得税等を控除する前の額をいう。※月額表示となります。
臨時労働者(日々又は勤務期間が1か月未満)は調査対象外。
百円未満は切捨て表示となります。

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。