消防士

消防士

公務

どんな仕事?

火災や水難事故、地震などが起きた際、いち早く人命救助に当たることを任務とします。また、災害による被害を極力軽減するために、建物の防災上の安全検査・ガソリンスタンドなどの危険物施設の設置許可、危険物取扱者に対する指導なども行います。市町村によっては、職員が兼任することもあります。

なるには?

 消防士は地方公務員で、各市町村の行う消防士採用試験を受け採用されます。
 県内の受験資格の一例をあげると、「消防職Ⅰ」が上級消防は22歳~29歳まで、中級消防は20歳~27歳まで、初級消防は18歳~25歳までとなっています。さらに「消防職Ⅱ」は、救急救命士資格を有する29歳までの者となっており、いずれも毎年七月下旬から八月中旬までの受付期間を経て、九月中旬に一次試験が行われているようです。試験内容としては、公務員として必要な一般教養の筆記試験や面接のほかに、ジャンピング、スクワット、懸垂などの体力テストもあります。また視力は、矯正視力を含め両眼で0.7以上、赤・青・黄など色彩の識別が可能かどうかも問われます。救急救命士免許は国家資格なので、専門の養成施設へ通って受験に備えるのが一般的なようです。

収入は?

一例をあげると、平成十八年度の消防職の大卒初任給は17万200円。高卒は13万8400円となっています。職歴がある場合などは、調整後、加算されます。

休みや勤務時間は?

 勤務時間は、9時~翌9時までの24時間勤務を二部に分け、二交替制で勤務します。ただし、三部制という市町村もあります。

ひとこと

予測できないことが常に起こる厳しい職業です。臨機応変に対処でき、人命第一に救助に当たれる勇気と体力が求められます。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

その他の保安の職業
求人平均賃金 161,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。