通訳案内士(通訳ガイド)

通訳案内士(通訳ガイド)

スポーツ・レジャー

どんな仕事?

外国人観光客に日本について案内し、通訳しながら旅行に同行する仕事。日本の文化や歴史、地理、産業、経済、政治など、観光客の望むあらゆる分野の情報を正確に提供します。対象とする外国人の母国語と正しい日本語の知識が必要です。

なるには?

 通訳案内士(通訳ガイド)になるには、国土交通大臣が実施する語学別の通訳案内士試験に合格して、都道府県に氏名、住所などを登録する必要があります。
 2007年から、通訳案内士に加えて、都道府県の区域内でのみ活動できる地域限定通訳案内士の資格が創設され、都道府県が地域限定通訳案内士試験を実施することになりました。
 沖縄の地域限定通訳案内士の初試験では、240人中、27人が合格しています。ちなみに英語16人、中国語8人、韓国語3人。この手続きを踏まずに業務を行うのは違法で、通訳案内士法により罰せられます(50万円以下の罰金)。

収入は?

時給や日給、契約条件など、仕事の内容によっていろいろです。

休みや勤務時間は?

 勤務時間や休みは仕事の日程により変動します。現地待ち合わせでの数時間のみ、半日、終日の仕事もあれば、空港までの送迎を含む、旅をトータルでサポートする場合もあります。

ひとこと

 語学が堪能なだけでなく、相手がどのような意図でその会話を切り出したのか、何を知りたいのかなどを察知することが重要です。また、人と関わる仕事なので、相手に不快な思いをさせないマナーやエチケットを知ることも大切。そのためには、一般常識はもちろんのこと、サービス精神も必要です。
 幅広い視野と社会経験が重要視される仕事なので、資格を取ったからといって、誰もがいい通訳者になれるとはいえないようです。フリーで仕事をするなら、車の免許は必需品です。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

その他のサービスの職業
求人平均賃金 203,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。