サッカー審判員

サッカー審判員

スポーツ・レジャー

どんな仕事?

 サッカーやフットサル競技の審判をする仕事です。大会要項の確認や試合で使用するすべてのボールおよびグラウンド、選手の用具が規定に合致しているかをチェックし、審判団との打ち合わせを行います。タイムキーパーを務め、記録のほか、選手の負傷や反則行為などに適切に対応します。通常の試合は主審一人と副審二人で行われ、協力して試合がスムーズに進むようコントロールします。試合後は審判報告書を記入し、関係機関へ提出します。

なるには?

日本サッカー協会公認審判員の資格が必要です。技術や経験に応じて4級・3級・2級・1級・国際審判員と段階があり、協会に登録して審判を行います。4級はほとんど講習のみで取得できますが、3級では筆記・体力・実技テスト、2級ではさらに沖縄県サッカー協会の推薦を受けて認定試験に合格しなければならず、難易度は高いようです。4級・3級は沖縄県所属、2級からは九州サッカー協会審判員となります。Jリーグや国際的な試合の審判は、1級審判員の中から実績により推薦された人が行います。また毎年、資格更新講習を受ける必要があります。

収入は?

審判員のみで収入を得ている方はほとんどいません。多くの審判員が別の仕事をしながら経験を積んでいます。大会によって収入は異なり、資格によって報酬額が変わる場合もあります。

休みや勤務時間は?

 ほとんどの審判員が平日は別の職場で働き、週末に審判員として活動しています。大会の前日または数日前に開催地に行き、試合前に講習会へ参加する場合もあります。

ひとこと

サッカー選手の安全面などを考慮するのはもちろん、レベルの高い試合ではプレーの質も見極めなければならないので、良い試合(ほかの審判員のジャッジ)を多く見て勉強し、技術向上に努めなければなりません。

上記記事は沖縄仕事図鑑を発刊した当時(2008年)の内容を参考にしております。収入や資格、なるための条件、勤務体系などが記載と変わっている場合がございます。※賃金などは下記の参考賃金データもご参考ください。

参考賃金データ(沖縄県)

その他の専門的職業
求人平均賃金 190,000円(常用フルタイムのみ)
【那覇公共職業安定所 業務日報<令和2年3月>より】

※『求人平均賃金(那覇公共職業安定所 業務日報)』について
雇用契約において雇用期間の定めがないか又は4か月以上の雇用期間が定められた求人が対象。※月額表示となります。
千円未満は切捨て表示となります。

※数値は公的な調査データに基づいたもので、あくまで目安であり、実際と異なる場合もあります。